マガジンのカバー画像

14ひきの刺身とシベリア鉄道

6
運営しているクリエイター

#夏の思い出

14ひきのシベリア鉄道 5 〜カザンからエカテリンブルクへ (2022.7.11-12)

14ひきのシベリア鉄道 5 〜カザンからエカテリンブルクへ (2022.7.11-12)

↑↑前回のお話

さて、無事に荷物を回収して再び駅へ

カザン駅のホームは2タイプあり、ひとつは写真1のようにホームが低く梯子のような階段を昇って乗車するタイプ、もうひとつは普通に乗車口と同じ高さになっているタイプ。水たまりと撮っているのでやや見にくいかもしれないが写真2。

プラットホームを渡る歩道橋が新しくきれいだったので、多分もともとは低いホームだったのが改修工事かなんかで後から奥のホームだ

もっとみる
14ひきのシベリア鉄道 4 〜カザンに馴染んでくる刺身 (2022.7.11)

14ひきのシベリア鉄道 4 〜カザンに馴染んでくる刺身 (2022.7.11)

カザン2日目

旅の同行人にチェックアウトギリギリまで寝かせてもらい、復活。

宿泊していたホステルに荷物を預け、紙のレギストラーツィアを受け取り、今日はタクシーでちょっと郊外へ。

目的地は、全宗教寺院。

全宗教寺院とは

その名の通り全部の宗教を集めた寺院。

世界には星の数ほどの宗教があるので、当然全てを網羅しているわけではないが、有名な宗教の要素がそこに集められている。

この建物はもと

もっとみる
14ひきのシベリア鉄道 3 〜カザンを満喫する刺身 (2022.7.10後編)

14ひきのシベリア鉄道 3 〜カザンを満喫する刺身 (2022.7.10後編)

↑↑前回のおはなし

一旦駅に戻って荷物を回収し、ホステルにチェックイン。

駅近なのはよかったが昼間なのに入り口からして薄暗く、定住している人も多く、警察?移民局の人が常駐してるというパンチの効いたホステルであった。

奥に行けば行くほど暗い。トイレやシャワー室に行くのがまるで放課後の学校みたいな道のり…

写真を撮り忘れたが、あてがわれたのは天井高めの2人部屋で、ロシアらしい狭いシングルベッド

もっとみる
14ひきのシベリア鉄道0 〜 きっぷを買う刺身

14ひきのシベリア鉄道0 〜 きっぷを買う刺身

2022年7月9日から25日にかけて、ロシアをざっくりと横断してみることにした。

ことの発端は、6月上旬のある日。

その日私は航空券があまりにも高すぎるために帰国を断念し、日本に帰れないことが確定したことをツイッター上で盛大に嘆いていた。

すると、かねてからツイッターで好きな珍味の話などでしばしば交流のあったモスクワ在住の相互フォロワーさんから、「(前略)シベリア鉄道乗りませんか?」とのお声

もっとみる
14ひきのシベリア鉄道1 〜 家出する刺身 (2022.7.9)

14ひきのシベリア鉄道1 〜 家出する刺身 (2022.7.9)

↑↑前回のおはなし

さて、長い前置きを経てようやく本編に入る。

二週間と少しの旅、こんなにこまめに大移動をするのは初めてのことで何を用意したらいいものかわからないまま当日になった。

ペテルブルク出発ペテルブルクを出発するのは9日の深夜2時頃。実質8日の続きみたいなものだ。

私がモスクワに行く時は、たいてい夜行で向かう。それも、ゆっくり準備ができるので終電…と呼んでいいのかわからないけれど、

もっとみる
14ひきのシベリア鉄道2 〜 カザンについた刺身 (2022.7.10前編)

14ひきのシベリア鉄道2 〜 カザンについた刺身 (2022.7.10前編)

↑↑前回のおはなし

7月10日朝 タタールスタン共和国、カザンへ到着。

街灯、駅前

ホステルに荷物を預けることを試みるも撃沈、駅に戻ってコインロッカーへ。

ロシアの駅では有人の荷物預け所に荷物を預けるのが主流だったと思うけど、コロナをきっかけに広くコインロッカーが設置され、定着したような気がする。

とにかくみんな鞄がデカいので、一番小さなロッカーでも二人分の荷物くらいならすっぽり入る。機

もっとみる