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【実話】とあるハウスメーカーに悪意なき? 大ウソをつかれた話

※添付の写真は内容と関係ありませんw※


はじめまして。さーしゃと申します。


2018年、平成最後の夏は異常気象で各所に大きな被害がありましたが、我が家も集中豪雨で新築の家が住んでひと月と経たぬうちに床上浸水に遭うという災難に見舞われました。

これが純粋な自然災害ならまだ諦めもついたのですが、フタを開けたらアラびっくり、ハウスメーカーが個人的には殆ど詐欺に近いと思うほどのとんでもないウソをついていたことが判明したのでした。

ということでタイトルにありますとおり、実話をつらつらと何回かに渡って書いていこうと思います。


結論としては、ほんとうに死ぬほど、死にたくなるほど大変だったけどいろんな意味で消化できているし、今では、普通に生きていたら得がたい学びと気付きを得たと思っております(とはいえそのハウスメーカーがしてくれたことは一部上場企業として恥じるべき愚行だと思っておりますが)。


消化できてるなら、なんでわざわざこんなのを書くのか、と問われれば。


これから土地や家を買うよ、またはいずれ買いたいな、と思っていらっしゃる方に、少しでもお役に立てたらいいなと思ったからです。


ということでご興味ない方は、スルーなさってくださいね^^


そして専門家の方……じゃなくても、ある程度知識のある方がこれを見たら、これだからシロートはダマされんだばーかばーかみたいになるかもしれませんがwそこは済んだことですので傷口に塩を塗りこむようなコメント等はお控えいただけましたら有り難いです。



さてさて、先に経緯からいいますと、

・坂道を下った谷のような立地だったため水害を大いに懸念し買おうかどうか迷っているときに「ご安心ください」と言われていたはずの土地が、本当はやはり懸念どおりの危険な土地だった

・重要事項説明のときには見せられなかったハザードマップ(浸水危険地域であるとの資料)が、シレッと契約書類の中にもぐりこませてあった(それとは別の、おそらく浸水実績の地図? とおぼしきもので安全と説明された)ちなみにわが家が建つ前のこの土地は駐車場だったそうなので浸水実績も何も……ねぇw

・設計段階、浸水被害を心配して確認をしたときに「これをつけるから大丈夫ですよ」といわれていた排水ポンプが知らないうちに図面から消え、実際の設置もされていなかった

・結果浸水被害に遭い、記録的豪雨ではあったものの、ポンプが設置されていたらその被害は軽減できていたかもしれなかった(これはハウスメーカーも認めている)

・とはいえ契約書にハンコついてる時点でこちらが弱い立場というのを分かっていて、頑なに自分たちの非は認めず、宅内復旧は被災後2か月が経とうかというタイミングでようやく開始

・そしてポンプ設置とそれに伴う外構工事が当初の予定から2週間ほど遅れ、その他の不具合確認もかろうじて11月後半に終わりなんとか年内にすべて片付いた(が、今後経年で被災の影響が出てくるかもしれない)

ばくっと、こんな感じです。


ことの発端は2017年の6月。

それまで賃貸マンションに母とふたりで住んでいたわたしは、なんとなくぼやーっと、ありがちですが毎月の家賃もったいないなー&ローン組むなら金利爆安だし消費税上がる前だし年齢的にもギリだし今かな、と思い始めました。

で、最初はマンションでも買おうかなと思っていたのです。

会社のお昼休みにネットでちょこちょこ物件を探していたとき、地元にステキな物件があったのでちょっと詳しく見たいなーと思ったら、これまたありがちですがWeb会員登録を求められたので、やむなく登録。


これが、はじまりでした。


今思えば食いつき良すぎだろと思いますが、光の速さで某ハウスメーカーの営業、白鳥(仮名)氏からメールが飛んできたのです。


“さーしゃ様のご住宅探しにお力添えが出来るよう、努めさせて頂きます。”


とか言ってね。

まぁ聞くだけならタダだし、と思って詳しい資料を請求すると今度は


“是非、おススメの物件もございますので、ご案内できればと思っております。少しでもお時間を頂戴できたら幸いです。”


ということで、来店を打診されました。


確かにいろいろ比較検討はしたいし、大手と言う安心感も手伝って、まあいいかとお店へ行きました。

すると、大量の資料を紹介されあれもこれもとすごい勢いでしたがさすがにデカ過ぎるお買い物。考えますと伝えて1週間後くらいに今度はショールームへと足を運びました。

あれを見てテンソン上がらない人がいるのかなぁというくらい、絢爛豪華なショールームですっかり夢が膨らんでしまいましたが、それでもやはり大変なお買い物! 縁がなければ(=迷ってるうちに売れちゃったら)それはそれだなということで、さらに熟考しました。

その間も……


“かなり引き合いの多い現場でございます。” “今週末もお問い合わせ、ご案内のご予約を数多く頂いております。”


とまぁ、急かす急かす(笑)。縁がなければそれはそれで諦めるよと伝えていたのにこれも、今思えば別にそんなに引き合いも多くなくただ売れそうな客にとっとと売ろうということだったのかなと思っています。

そうそう、今決めてくれたら全部屋のエアコンただでつけるし引っ越し費用だって弊社で持っちゃいますよ! とか言われたんですけどwwwさすがに急だし、『家建てるなんて発想がないとこからの急展開で他の皆さんより駆け足感ハンパなかったもので、わたしもですが母にしてみれば急転直下過ぎました』=即断できないよって言ったときに白鳥氏の上長、下田(仮名)氏が言った


"物件はご縁物であり、いつどのタイミングでご希望の物件が出るかは私達もわからないのです。" "ですので、皆様には物件ありきでご検討頂いております。" "いつになれば、急転直下ではなくなるのでしょうか。"


(◞≼◉ื≽◟;益;◞≼◉ื≽◟)

いつになれば

だと? 

って、さすがになんだこの会社って思って(だって縁がなければしゃーないってわたし自身が散々彼らに言ってたしw)、実際には丁寧に言いましたが一生ものの買い物をそんなカンタンに決められるわけないだろこのヴォケ! 的な抗議もしました。

わたしもこの「???」と思った時点でやめちゃえば良かったんでしょうが(自分の直感は、買うなと言ってたんだと思うw)こういう、丁寧な説明もなくムダに煽って早く決めろと急かす営業だったら、その会社はやめたほうがいいと個人的には思います。

単純に、こっち(=お客様)の都合ガン無視してますもんねw


が、結局、引き合いも問い合わせも多数あったはずのその土地は一向に売れることなく、わたしの購入意欲をうまいことくすぐってくれたのでした。


そして、母ともじっくり相談をし、なんだかんだで買う決心を固めました。

……じっくり、相談したけど改めて振り返ると、契約に至ったのはWeb登録からひと月も経たない、20日程度であったようです。

被災後の超絶グダグダなスケジューリングを思うとこのときばかりは白鳥・下田両氏、仕事むちゃくちゃ早かったなぁって思います(苦笑)。



仕事も忙しく、ちょうど副業にするべく学んでいた講座なんかもあったのでそれはそれは多忙を極めながらではありましたが、夢のマイホーム建設へ向けて、設計の打ち合わせもがんばってこなしました。


ほんとうに忙しかった。

でも、楽しかったんですよね、このときはやっぱり。


で、2018の2月に着工、そして引渡しは7月。

夏のお引っ越しも相当にたいへんでしたが、嬉しかったです。すんごい達成感で。


そんな達成感を味わいつくす前に集中豪雨は容赦なく、浸水対策がなにもされていなかったらしいw我が家を襲ったのでした……。



つづく。

記事は基本無料公開ですが、もし支援したいなーと思ってくださったら、頂戴しましたお金は今後の学びにゴリゴリ活かさせていただきます^^