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①手にのるセミモジュラーシンセは小宇宙をまとって / Pluto with HOLOGRAM microcosm

アメリカはmodern soundsのセミモジュラーシンセ"Pluto"とHOLOGRAMの"Microcosm"(マイクロコズム)を持ち出し、

公園にて3つのアンビエント・チル曲を演奏

し、動画を撮影しました。

屋外での演奏、いわゆる"外活"です。

天候が快晴だったので、ゆったりと3時間ほど作業ができてよかったです。

▼Plutoについての記事はこちら

公園内にあったSF的な建物

この記事では、

撮影の理由や使用した機材、失敗した点などを紹介

します。参考になれば幸いですが、内容は個人的な主観が含まれますのでご了承ください。

(*撮影した動画についてはミックスや編集が終わり次第改めて投稿します)

外活した理由

PlutoとMicrocosmを使用してアンビエント曲を制作したいと思い、やるなら

開放的な場所で演奏風景を撮影したい

というのが理由です。

どちらの機材もコンパクトなので他の機材といっしょに持ち運びやすく、とくにPlutoはバッテリー駆動であることも大きな理由のひとつです。

イヤホンで音をモニターするため、外音は鳴りませんが、晴れた日の屋外で機材をセッティングし、アンビエントな音を鳴らすのは、最高に気持ちがいいものでした。

左)pluto 右)microcosm カラーが白系で統一されていい感じ

HOLOGRAM Microcosm

Microcosmはリバーブ、ディレイ、ルーパー、LPFフィルター、ピッチシフターを搭載したグラニュラー&ループエフェクターです。これらを単純に組みあわせるのではなく、各プリセットに組み込まれたマクロが作用し、内部的に複数のパラメータ値が動き、音を複雑に変化させてくれます。

一言でいえば、この機材を通すと、

ものすごく雰囲気のいい

アンビエントなサウンドを生成

してくれます。

乱暴な言い方かもしれませんが、アンビエントな音を作りたい方はこれ一台あれば十分幸せになれると思います。Microcosmについては後日紹介記事を書く予定です。

▼メーカー公式サイト

準備したもの

・modern sounds Pluto(セミモジュラーシンセ)
・HOLOGRAM Microcosm(エフェクター)
・zoom R8(MTR レコーディング用)
・MACKIE 802VLZ4(アナログミキサー)
・イヤホン&ステレオ変換プラグ(モニター用)
・3口電源タップ
・Y字シールド(フォン-ステレオピン pluto→ミキサー接続用)
・モノラルフォンシールド5本
・α6300(カメラ)&タムロンレンズ
・カメラ用ACアダプター(ダミーバッテリー 充電を気にせず使用するため)
・NDフィルター
・カメラ用三脚
・EcoFlow RIVER 2(ポータブル電源 256Wh)
・レジャーシート(使わず)

機材セッティング

人がほとんどいない時間帯でしたので、砂場の横の段に機材を並べました。

音声

・Pluto → ミキサーにステレオ接続
・Microcosm → ミキサーのセンド端子へ ミキサーのリターンから ミキサーのステレオCHに接続
・ミキサーのメインアウト → MTR R8 input CH1と2へ
・MTR R8のヘッドフォンアウトにイヤホン接続

Microcosmをミキサーのリターン端子に返さず、通常のステレオCHに接続しているのは、EQやボリュームの調整をするためです。機材の数が少なくCHに余裕がある場合は、音作りの融通がきくこの方法がおすすめです。

こうすることでエフェクトした音のEQ調整が可能

電源

・3口の電源タップにMicrocosm、MTR、ミキサーを接続後、ポータブル電源のAC出力1へ
・カメラのACアダプターはポータブル電源のAC出力2へ

ポータブル電源の容量は256Whですので、アンプ等のワット数が多いものを使用しなければ外活するのに十分です。重さは約3.5kgで、持ち運びに便利です。

演奏

事前に組んだPlutoのパッチを再現しようとしましたが、内蔵エフェクトの設定やツマミの微妙な位置が異なり、まったく同じ音を再現するのに苦労しました。

ですが、それもセミモジュラーの面白さと思いながら楽しみました。

Plutoだけでも十分にいい感じの音作りができますが、Microcosmを通すとさらに広がりを出すことができます。時々つまみを回しながら音色を変化させ、展開を作りました。

アンビエントの音は時間の流れをゆっくりと感じさせる効果がある?ので、演奏中すぐに5、6分経過したような気がします。

撮影

sony α6300とタムロンのレンズ"18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXD / Model B061S"にNDフィルターを装着して動画を撮影しました。

NDフィルターには"K&F Concept 67mm 可変NDフィルター ND2-ND400"を使用しました。調整がしやすく、気に入っています。

以前はNDフィルターの存在を知らず、露出を調整するのに苦労していましたが、NDフィルターを使うことで白飛びの調整もスムーズに行えるようになりました。

演奏中、機材のつまみを回す際に服の袖が映り込むことがありました。

機材を接写して撮影していたため、服が構図を占有するのはイメージと違っていたため、なるべく服が映らないように気をつけました。

失敗

いつもは音声をカメラに同時録音しますが、今回そのケーブルを忘れてしまいました。そのため、編集の際に

映像と音声を手動で同期

させなければなりません。(泣)

次回の教訓として、外活用持ち物チェックシート(笑)を作って、忘れないように気をつけようと思います。(失敗は成功のもと)

動画の編集が終われば、PlutoのパッチやMicrocosmの設定について改めて記事を書く予定です。お楽しみに。

動画公開

追記 2024.4.4

動画を公開しました。アンビエント曲を作る際のコツも書きました。

②セミモジュラーは小宇宙をまとって / Pluto with HOLOGRAM microcosm


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