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スリランカに出張で訪問した時のこと

これもまた昔話だが、2005年頃シンガポールとスリランカに出張した。特に印象的だったスリランカのことを書いてみる。ここで強く言いたいのは真面目に仕事したこと、〇ッチなことは何もしていないこと(笑)。

スリランカの位置↓

スリランカの特徴として
・親日国:詳しくは後述
・イギリス領だったことから、英語を話す
・仏教の国
・先進国の人をたてる風習がある
・内戦が続くので野蛮なイメージがあるが、人はかなり温和
・料理が美味しい国で有名

さて、1日目はシンガポールのホテルに直行。派遣さんが出かけてしまって不安な1人の夕食。2日目は、日中シンガポールにある大手企業に飛び込み営業を敢行。ちゃんとキーマンが相手してくれた。しかし私には中国語訛りの英語に私が1ミリも分からなかった(笑)。同行した派遣さんがTOEIC940点の達人だったので任せっきり。その日のうちにスリランカへ夜間の飛行機で移動。

なぜスリランカへ行くことになったかと言うと、偶然国内で売り込み中のお客さんの窓口の方が海外事業部を紹介してくれ、偶然スリランカから帰国していた専務さんと会話でき、何故か仲良くなった。その時に「スリランカに指導に来てくれるならお宅のソフトを買うよ」と言ってくれた。丁度海外進出狙いたいと思っていたので、自社の説得は苦労したけど、何とか了解を取って行くことになった。スリランカでは女性オペレータ数名を3日間指導したのだが、スリランカの人の英語が綺麗だったのと1日中聞いていたからか2日目からだんだん聞き取れるようになった。普通留学しても1日中会話することが無いだろうし、この出張はかなり濃い英会話教室になったのだろう。
ただここでも同行の英語マスターに頼り切りだったのは言うまでもない。

その時に昼食に出してくれたカレーが見た目地味なのに中々美味しかった。
こんな感じだったかどうか。

2日目の夜に、お客さんが接待をしてくれることになったが、この日が出張のいい思い出トップ3に入る。専務さん達が昭和天皇が宿泊されたことがあるゴール フェイス ホテルの屋外レストランで夕食会を開いてくれた。


自分が座った席の横が防波堤でそこにインド洋の波が打ち付けている。この景色がとにかく美しく、またどこまでも紺色の海が広がって豪快。

そして料理も最高に美味かった。特にロブスターとナッツの料理だったか。いや日本でもそうそう高いご飯を食べてないからかもしれないが、最高の景色で最高の料理は本当にいい思い出。

その後近くのカジノに連れて行ってくれた。カジノと言っても、ゲーセン程度の広さ。ルーレットをして、支出3千円、収入4千円という地味なお金の動き(笑)。当時スリランカではドライバーさん1ヵ月1万円で、家政婦さんが7千円と聞いたので貨幣価値の随分違った。

出会ったスリランカの人達は皆穏やかで優しかったし、現地の日本人スタッフにも非常に良くしていただいた。様々な障壁で海外進出はできなかったが、無理やりにでも行って良かった。

尚、帰りのシンガポールの空港のショップで店員さんの英語が聞き取れず、列が出来て顰蹙買った。シンガポールの空港でスーツ着た男性で英語ができないのは、中々いないのかもと思って恥ずかしかった。この恥かきはその後英語をリスニングをするきっかけになった。対して上達してないけど。

<補足>
ご存じの通り、スリランカはいわゆる「中国による債務の罠」にハマって破産して大変な状況。しかしこれもご存知とは思うけど、日本はスリランカに救われている。しかも国全体として窮地を救ってくれた大恩人である。
未来永劫忘れてはいけない恩。スリランカが救ってくれた戦後日本 - まぐまぐニュース! (mag2.com)
以下上記のサイトから引用させてもらいました。知らない方がいたら是非知ってもらいたい内容です。
===引用===
サンフランシスコ講和会議はどうだったのかというと、連合国側の思惑が錯綜し、例えばソ連が日本の分割統治を要求するなど、日本に対していかなる制裁措置を取るかで議論は紛糾しました。そのような中、会議の流れを一変させる演説が行われたのです。

憎悪は憎悪によって消え去るものではなくただ慈悲によって消え去るものである

スリランカ代表のジャヤワルダナ氏は、仏陀の言葉を引用して国家間の礼節と寛容を説いた上で、次のように言葉を続けました。

「アジアの諸国民が日本は自由でなければならないということに関心をもっているのは何故でありましょうか。それは日本とわれわれの長年の関係のためであり、そしてまた、アジアの諸国民の中で日本だけが強力で自由であり、日本を保護者にして盟友として見上げていた時に、アジアの諸国民が日本に対して抱いていた高い尊敬のためであります」。

長年西洋諸国に虐げられてきたアジアの民にとって、大国ロシアを破り独立を守った日本は希望の星だったのです。

そしてジャヤワルダナ氏は、スリランカが一切の対日賠償請求権を放棄することを明言。演説が終わると、賞賛の声の嵐で会場の窓のガラスが割れるほどだったそうです。
===引用終わり===
日本人としては、スリランカに対して台湾とトルコと同様に親近感がある最大の理由である。個人的にもまた行ってみたいと切に願っている。

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