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日本と中国が対等に仲良くなる時代が来るのか?答えは・・

国際情勢に全く疎い・興味無い方への解説シリーズです(笑)。

そういった方は、専門家の記事は難易度が高く益々疎遠になるはずなので、
専門家でない私がそのギャップを埋める役割です。

何故わざわざそんなことを、大きなお世話だ、いらないおせっかいだと思うかもしれないですが、将来のことに強い危機感を覚えているからです。特に私が死んだ後、子や孫の世代は今よりもっとずっと安い給料で海外企業に使われる、水道や電気等のインフラも海外企業にコントロールされそうで、
既にそういう日本に突入し始めているからです。

さて、日本と中国が対等に仲良くなる時代が来るのか?答えは「否」になります。何故か?一番の原因は既に言い古されたことですが、地政学的問題からです。

あらためて下図を見てください。

ご覧の通り、中国が太平洋に出ることを、日本が見事にフタしています。

シーレーン(海上交通路)は、軍事・経済両面で非常に重要です。
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■軍事面
近代の軍事は、何より海軍が中心で中でもスムーズに大海に出られることと、早く安全に深い海に潜れることが重要とされています。ところが地図の通りことごとくアジアの他国しかも小国にじゃまされています。特に日本のせいで太平洋に自由にでられず、しかも深い海は日本のものとなっています。対してアメリカ、ロシアはすぐ側に深い海を持っています。

■経済面
中国は輸出世界1位、輸入世界2位と貿易で14億人の国民を支えています。この貿易の主な手段は船舶なので、素早く自由に通れるシーレーン(海上交通路)の確保が何より重要です。しかし、海側の70%前後を日本がフタしているわけです。
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だから中国は、フィリピンや台湾と同じように、いやそれ以上に日本を支配したいのです。今の日本は、じゃまでじゃまで仕方がないのです。対等ではダメなんです。このことが今後も変わらないのは明らかです。

できれば日本に軍事基地や貿易湾もいくつか作りたいでしょう。今はそんなことアメリカが許しませんが、将来中国とアメリカが仲良くなり、ロシアに対抗するために日本をアメリカと共同支配という形でも構わないとさえ考えていることでしょう。
※この中国の目線を誰もが理解することが最も重要と私は考えています。

中国が恐ろしいところは、「海を支配するために、日本を自由にコントロールできるようにする」ことは、短期・中期だけでなく、長期的にも捉えていることです。つまり100年かかったらかかったら仕方が無い、でも必ず成し遂げると考えていると思われることです。

今の日本人の大半は、「自分と家族が幸せなら他に何もいらない」と考えますよね。自分が死んで50年後のことなんてほぼ心配してないでしょう。その点を中国につけこまれています。結果日本の土地や水源等が少しずつ中国に買われてますが、売る日本人も「自分と家族が幸せなら他に何もいらない」のだから大して気にしません。その上それをテレビが報道しません。

当然中国の方も1人1人はいい人、真面目な人、日本大好きな人多いでしょう。でも国の中枢はそんな生易しい考えではありません。多くの国と国境を接していて(常に侵略されるリスク)、14億人の民を食わしていかないといけない宿命にあり(大量の輸出入が必要)、またかつて国力が無い時代に他国に支配された屈辱(特にアヘン戦争敗北からの植民地化)からも、ずっと強い国であり続けるしか無いのです。

つまり、日本を支配したい中国の思想を理解した上で、戦争することなくうまく付き合っていくことが大事です。話し合いだけではどうにもなりません。

アメリカと中国両方に支配されたがっているとも取れる今の政権がヤバイことは間違いないでしょうね。とはいえ野党も対国外政策は信用できません。困った状態です。

今日はここまでとさせていただきます。私のような素人が偉そうに語って失礼しました。でもこれをきっかけに国際情勢に興味を持ってくれる人が増えると嬉しいです。体調悪い中で書いた苦労が報われます(笑)。


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