見出し画像

散歩道での葉束修作 2

この時期、街路樹に赤い新芽をちらほらと見かける。

人間の子供も、生まれたばかりは「赤子」、乳幼児を「嬰児(みどりご)」と呼ぶ。この話を以前何かで耳にした時、命の色は人も樹木も同じなのだと腑に落ちた。

ちなみに「嬰児」とは、大宝律令で三歳以下の子供を「緑」と称する規定があったことに由来するという。ならば大人にも色は割り当てられていたのだろうか。成長するにつれ緑は深くなり、いずれは茶へ、黄へ、そしてまた赤へと移ろってゆく。

今回ホルトノキの紅葉も加えようと思ったけれど、色が全く合わなかった。同じ赤でも、新芽と落葉ではやはり質が違うのかもしれない。

20160527 アカメガシワ/ベニカナメモチ/ドウダンツツジ/チガヤ/スギナ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?