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夫のお世話、してますか?から考えた「別の場所」の大切さ

夫のお世話ツイートに対する反応

先日、こんなツイートをしたらたくさんリプライを頂きました。


その全てが「うちもです」「大人だし当たり前」「自分のことは自分で」という内容で、とても心強く励まされました。

と同時に、とても驚きました。

内容は同じなのにリアルとオンラインで反応は正反対

実はこれまで、上記のことをリアルな友人や同僚、親に言っても全く理解されなかったのです。

共感どころかドン引きされ、「アイロンくらいかけてあげなさいよ…」「夫さんが会社で恥をかくよ」「靴下は合わせてあげなよ」とたしなめられる始末。

シワシワが嫌なら自分でタオルハンカチを買えば良くない?
夫の恥は私の恥ではないのだが・・?
靴下、大人なんだから自分でできるでしょ?
と言いたい気持ちをぐっとこらえておりました。

その人は良かれと思ってアドバイスしてくれているので、
私が反論してもかみ合わないと思ったのですよね。

それに比べてTwitter上の方たちの「わかってくれる」感!
この差ってなんなのでしょう。

・世代(親世代は共働き少なく、主婦がお世話するのが多数派)
・価値観(やる らべき、やらねば)
・育った地域、環境(田舎・都会、男尊女卑文化)
・本音と建前(匿名のTwitterだからぶっちゃけられる)
・所属コミュニティ
・本心ではお世話をやめたいけどできない、なのでやめてる私にモヤモヤする

考えられる要因はいくつかありますが、本当の答えはわかりません。
(他人の心の中はわからない)

ただ、その人の行動(夫のお世話をする、そしてしてない人をたしなめる)に対して、その理由や背景を色々推察できて面白いなと感じました。

これをお読みいただいているあなたは、夫(妻)のお世話、していますか?されていますか?どう思われましたか?

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いろいろな価値観を知ること

今回の件から、いろいろな場所に身を置くこと、視野を広げることの重要性を改めて感じました。

ひとつの場所(価値観)の中に身を置くと、そこで否定されたら簡単に自己否定に繋がります。逆に自分も、誰かがその価値観からはみ出ていたら、その人を否定してしまうかもしれません。

しかし、別の価値観を知っていたらそうはならないと思います。
それは生きやすさや自己肯定感を高めること、他社を尊重することにつながると思うのです。

私の「別の場所」初体験

ふと思い出したのは小学生のころ通っていた塾。
いわゆるお勉強を教える学習塾ではありませんでした。
「若者組」的に地域の若者を集め、知的好奇心の赴くまま研究したり討論したり読書したりできる居場所でした。

若者組(わかものぐみ)とは、伝統的な地域社会において、一定の年齢に達した地域の青年を集め、地域の規律や生活上のルールを伝える土俗的な教育組織である。類似の風習は日本のみならず、世界各地の伝統社会に存在する。(wikipediaより)

下は小学生から上は大学生まで、OBもよく顔を出していました。
そこには帰国子女も不登校の子もおり、今から思えばフリースクールのようなものだったのかもしれません。

超真面目で、先生の言うことが絶対正しい!白黒はっきりつけたい!頭ガチガチの小学生だった私は、この塾でずいぶん頭が柔らかくなりました。


「こんなことしていいの?!」の連続。
夜になると大学生のお兄さんが酒盛りをしていたんですよ!
先生も含め、みんなあだ名で呼び合う関係性。
授業をさぼってひたすら本棚の本を読み漁ったり、
得意なことを教えあったり、
先輩たちの武勇伝を聞いたり。
自由でのびのび、いい塾でした。

いろんな大人(大学生も)と接することで、学校の担任を一歩引いた眼で見ることができるようになりました。今から思えば変なマイルール(女子だけ掃除、彼女の価値観をおしつけたニュース解説など)を押し付ける先生だったのですが、そこから脱却できたのは本当に感謝です。

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大人になっても!子どもにも!


大人になっても。大人だからこそ。
意識的にいろいろな場所に身を置いて、様々な価値観に触れること。
視野を広げること。
それの繰り返しが、鏡の反射のように自分を作るような気がしています。

もちろん、子どもにも。
私の親がどういう考えで上記の塾に私を通わせたかはわかりませんが、
私の成長過程において大きな影響を与えてくれました。

学校がすべてではない。先生がすべて正しいわけではない。
色々な人、価値観があるし、自分の居場所はここにもあそこにもある。
子どもがそう思えるような環境を用意してあげたいと思っています。


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