目と腰に優しいデスクをつくる
半年ほど前にこんなnoteを書いた。
在宅勤務が始まったのをきっかけに、体と脳への負担が少ない作業環境を自宅に作るためモニタ、デスク、椅子などなど一通りそろえていった。
これが当時作った作業環境。
前から
後ろから
シンプルで、
ミニマルで、
どことなく鼻につく。
そんな量産型おしゃん作業環境を作った結果、めちゃくちゃストレスフリーに働けるようになり、気づけばこの半年でオフィスに出たのは健康診断の1日のみ。
もはや実体をなくしオンライン上にのみ生息する電子概念になりつつある。
ただし、そんなマイベスト環境でもやはり長く仕事してると気になってくる点が二つ残っていた。
①目が疲れる
デスク奥行きが短いせいでモニターと目との距離が近い。特にワイドモニターにした後は気になる。
②腰が痛くなる。
椅子を買い替えてだいぶ改善はしたものの、やはり長時間座っていると痛くなってくる。
ということで、より目と腰に優しいデスクを目指して改造をしていくことにした。
デスクの改造にあたっては多くのnoteを参考にし存分に巨人の肩の上に乗らせて頂いたので、自分もまた一つの礎になるべく記録を書き記していこうと思う。
デスク天板
まずは天板。
前述した通り、今回はモニターと目の距離を確保するため奥行きが深め(かつ横幅は広すぎない)天板が欲しかった。
となると市販の物を探すよりも作ってしまった方が早いので、デスクDIY界隈では有名なマルトクさんで天板を注文した。ちなみに、マルトクユーザーにだけ分かる例の呪文は以下。
タモ 集成材(積層材)フリーカット 四角形 025*0700*1200mm |
◆面[A]:上R面(3R)+ 下糸面 + 磨き
◆面[B]:上R面(3R)+ 下糸面 + 磨き
◆面[C]:上R面(3R)+ 下糸面 + 磨き
◆面[D]:上R面(3R)+ 下糸面 + 磨き
◆反り止め:無し
◆円形穴[1] 貫通 x:300mm,y:40mm,直径:40mm | 用途:三方向使用
天板はタモの集成材。無色のオイルを二度塗りすると写真の通りいい感じに色味が変化する。
直径4cmの穴を開けケーブルを逃がせるようにした。
奥行きが70cmあるのでモニターとの距離をしっかりと確保できようになる。
スタンディングデスク
椅子はそれなりに良いもの(ハーマンミラーのミラチェア)を使っているものの長時間座りっぱなしだとやはり腰が痛くなってくる。
そもそも同じ姿勢で居続けること自体が健康的にはリスク要素でしかないので、FLEXISPOTのE3Bというスタンディングデスク(の脚)を購入した。
たまに勘違いしている方もいるがスタンディングデスクは立って仕事できることが嬉しいのではなく、疲れてきたらすぐ体勢を変えられることが嬉しいのである。自分も基本は座り作業をしているが、定期的に立ち姿勢を挟んでいる。
ということで、先ほど作った天板にドリルで穴を開け、ビスで天板とスタンディングデスク(脚)をつなげば作業机が完成。
ちなみにスタンディングデスクはケチらずに「自動式」かつ「メモリー機能付き」を購入するのがオススメ。
座り姿勢から立ち姿勢にデスクの高さを変えるのにいちいちハンドル回さないといけないとか絶対使わなくなる。また、自動であっても好きな高さを記録しておくメモリー機能がないと結局自分の身体に合う高さにピタッと合わせることはできないし、そもそも数秒間昇降ボタンを押し続けるというのはやってみるとめちゃくちゃ苦痛だと思う。
強制昇降システム
ちなみに、僕は好みの高さを記録したメモリーボタンにスイッチボットをつけて一定時間毎に強制的にスタンディングさせられるよう設定した。(どなたかのnoteで見たやり方のパクリなのだけど、どなただったか忘れてしまった…)
これはなくても良いけどあるとより良い。何事も意識せずに仕組みで回るのが一番である。
ケーブルすっきり
noteに住み着くケーブル絶対殺すマン諸氏にならい、ケーブル類は天板裏に隠してある。
モニター → モニターアーム → 天板の穴 → 天板裏のラック → コンセント
という取り回しで一通りガジェット類のケーブルはすっきりさせている。
天板裏のラックはAmazonで購入。
ガジェット類もろもろ
デスク本体は完成したので、併せて更新したガジェット類について最後に少しだけ触れておく。
●モニター
あらゆるところで言われているが、非エンジニアであっても作業効率とディスプレイサイズはわりと直結する。
また、体感的には大きなディスプレイの方が目も疲れない。
ということでDELLの24インチディスプレイから卒業し、LGの35インチワイドディスプレイを購入した。
・十分なディスプレイサイズ
・PCからUSB-C一本で給電&画像出力できるのでケーブルが減らせる
・曲面ディスプレイが中2ごころをくすぐる (重要!)
が選んだ理由。
●モニターアーム
以前はHUANUOというよくわからんブランドのアームを使っていたが、可動域が狭いのとなんか見た目が美しくないのでついでにAmazonベーシックのアームに切り替えた。
●モニター上照明
モニター上から照らすタイプの照明。
目は腰と同様に一度悪くなったら基本改善しない不可逆なものなので、早めに手を打つ意味で購入。
ということで、完成。
長々と書いてきたが、
目と腰に最高に優しいデスクがとうとう完成である。
ここで、
改めて改造前(Before)のデスクを見て頂きたい。
そして、
目と腰に優しくなるようあらゆる手を打った、
改造後(After)が、
こちら!!
………
勘違いしないで欲しい。
これは断じて間違い探し界のKing of Kingsことサイゼリヤの間違い探しではない。
そう、
目と腰への優しさはnoteでは伝わらない。
2020年師走の学びである。
かしこ
----------追記----------
イマイチすっきり感がなかったので、その後ちょこちょこ改造し最終的にこんな感じになりました。
読んで頂きありがとうございました!