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かとか -秋の限り- 美浜町

こんにちは…本日お花を束ねさせていただきます。
ササキと申します。

11/19.20 和歌山県の美浜町 煙樹の杜

 花と菓子を楽しむ事を大切に、企画されたイベント。

Photo by Kazuki Miyamoto


 
 秋の限りに菓子と花を、自分のために。


 会場となったのは、松林の中にある、まるでショーケースのようなガラス張りの箱型の建物。

 今回、会場の装飾と、お花を束ねる人として参加させていただきました。
 はじめての和歌山で、同世代のパティシエさんとファーマーさんとのイベント。
 結果から言いますと、心の底からいろんな感情が潤うような、そんな2日間。
 

 当日ご予約して頂いたお客様が、体験して頂いた事は、

プロのパティシエさんのお菓子を楽しんでもらうこと。
 空間のお花を楽しんでもらうこと。
自分のために目の前でお花を束ねてもらうこと。

 でした。

Photo by Kazuki Miyamoto

 席に着いたお客様へ挨拶をした後、花束を作のに、質問をさせていただきました。

この中で、なにか気になるお花や
好きなお花はありましたか?

お客様の好きな雰囲気や
イメージでもお作りできます。

 “私、このバラと目が合って…バラ入れて欲しいです。あと落ち着いた雰囲気でお任せします。”
とか
 “個性的な花束をお願いします。”
とか
 “このかわいいダリアを入れて可愛い感じで!”
とか。
楽しいオーダーをたくさんいただきました。
 
 ほとんどのお客様が、自分のために花束を買う機会が無いと言っていたのが印象的な中、実際お客様の目の前で束ねさせて頂きました。が、皆さん楽しそうに見守ってくれてて、私は内心とっても嬉しかったのを覚えています。

Photo by Kazuki Miyamoto

 束ね終えたら、お菓子のお品書きと共に花の名前をささっとカードに書いたら出来上がり。


 こちらは、紅葉の枝ものと、秋の草花を。
そして、こちらのバラが入っています。


こちらの花束は、
お客様に選んでいただいたお花を中心に
爽やなイメージで束ねて見ました。



…いかがでした?


 花束を手渡した時の反応を見たら、聞くまでもなかったのですが聞いてみました。

 お客様の言葉を聞いたら、
うん、和歌山に来て本当に良かった、と。


Photo by Kazuki Miyamoto


 花屋のいいところが、すべて詰め込まれたようなイベント。
 植物を通じてとるコミュニケーションは、なんとも尊いもので、その時の記憶が色濃く残るものだと思っています。


Photo by Kazuki Miyamoto



 
 会場に漂う圧倒的な生花の潤い。山の植物たちの力強いパワー。ずっとここに居たい、と思ってしまうほどの空間。


 あそこに居た人たちの記憶に、色濃く残るといいな。

 今回のイベントで束ねた花たちが枯れたとき、寂しさを感じたのなら…、またお花を飾ろうと思ってくれたら…。自然の植物たちに目を向けてくれたら…いいなと願いを込めて。



 和歌山の海辺の町で、
実態も名前もないような、種を撒いた。

それがいつ芽を出すかは、わかりません。

もしかしたら、
遠く離れた里で芽を出すかもしれないし、
撒いた場所で根を張るかもしれない。

芽を出す時を心待にして。


Photo by Kazuki Miyamoto




パティシエ kiyoka 
 花屋 hanamura 
Flor
花材仕入れ協力 denchi /honaho.s
エントランス花材提供 miyamoto.k
企画運営 miyamoto.k
Ikumi.n


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