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作曲してみた

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2023年6月の記事一覧

作曲してみた32~24の前奏曲とフーガ⑩ホ長調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)~

24の前奏曲とフーガ⑩ホ長調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)

(1分42秒)

前奏曲:
 類似した楽想を、調を変えながら繰り返していく形式です。

フーガ:
 「提示部-嬉遊部-平行調提示部-経過部-下属調提示部-経過部-主調提示部-コーダ」という構造です。
 鉄板どおりの提示部からはじまり、嬉遊部では対唱によるストレッタを含みながら嬰ハ短調になる準備をし、その後、各提示部に続きます。
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作曲してみた31~24の前奏曲とフーガ⑨嬰ハ短調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)~

24の前奏曲とフーガ⑨嬰ハ短調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)
(2分25秒)

前奏曲:
 三部形式です。再現部は旋律を若干変え、声部も一部入れ替わっています。

フーガ:
 「提示部-主唱ストレッタ-反行形提示部-下属調提示部-コーダと主音保続」という構造で、嬉遊部はありません。
 主唱ストレッタは4度ずつ下がり、反行形提示部はイ長調(主唱)とニ長調(答唱)で調整してあります。
 下属調
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作曲してみた30~24の前奏曲とフーガ⑧イ長調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)~

24の前奏曲とフーガ⑧イ長調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)
(2分14秒)

前奏曲:
 雰囲気や音型でフーガを予告する内容になっています。

フーガ:
 「提示部-嬉遊部1-三度下提示部-嬉遊部2-下属調提示部-主唱単独提示」という構造です。
 主唱は一応イ長調ですが、ニ短調のドミナントのような雰囲気を持ち、答唱もそれに合わせてイ短調のドミナントのようなホ長調です。そのため初めの提示部は
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作曲してみた29~24の前奏曲とフーガ⑦嬰へ短調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)~

24の前奏曲とフーガ⑦嬰へ短調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)
(1分43秒)

前奏曲:
 9拍子の無窮動的な曲で、一気に駆け抜けていきます。

フーガ:
 終止嬰へ短調です。他の調にはなりません。5度上の答唱も嬰ハ短調ではなく、嬰へ短調のドミナントです。また、3度上の提示も変応して嬰へ短調にしてあります。
中間部に答唱と3度上のカノンがありますが、その前後の提示で主唱と答唱の順番が入れ替
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