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作曲してみた

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2023年5月の記事一覧

作曲してみた28~24の前奏曲とフーガ⑥ニ長調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)~

24の前奏曲とフーガ⑥ニ長調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)
(1分22秒)

前奏曲:
 ファンファーレ風の簡潔な曲です。

フーガ:
 自由な部分がほとんどない緊密なストレッタフーガです。主題、2つの対唱、主題反行形の4要素のいずれかで、常にストレッタが起こっています。最初の主唱と答唱の提示もストレッタになっています。
 中間部では平行調のロ短調で主唱提示すると見せかけ、ロ長調で提示し、
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作曲してみた27~24の前奏曲とフーガ⑤ロ短調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)~

24の前奏曲とフーガ⑤ロ短調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)
(2分00秒)

前奏曲:
鍵盤ハーモニカが16分音符で音階を、リコーダーが3連符で分散和音を奏でます。

フーガ:
「提示部→嬉遊部1→3度上提示→嬉遊部2→5度下提示→ストレッタと主音保続」という構造です。
ロ短調と嬰へ短調以外の調にはなりません。3度上提示は平行調のニ長調ではなく嬰へ短調で、5度下提示は家族調のホ短調ではなく
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作曲してみた26~24の前奏曲とフーガ④ト長調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)~

24の前奏曲とフーガ④ト長調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)
(1分48秒)

前奏曲:
リコーダーがそれぞれ8分音符と16分音符の分散和音を奏で、鍵盤ハーモニカの下声部が4/3、上声部が3/2のリズムを刻むヘミオラになっています。

フーガ:
「提示部→嬉遊部1→平行調提示(答唱あり)→嬉遊部2→ストレッタ→主唱単独提示」という構造です。
提示部は「主唱→答唱→答唱→主唱」の順番になってい
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作曲してみた25~24の前奏曲とフーガ③ホ短調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)~

24の前奏曲とフーガ③ホ短調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)
(1分21秒)

前奏曲:
駆け抜けるようなリズムで、鍵盤ハーモニカとリコーダーが対話するように進んでいきます。
フーガ:
主唱も対唱も韓国民謡「珍島アリラン」のリズムを取り入れています。
「提示部→嬉遊部→平行調提示(答唱あり)→属調単独提示→ストレッタとトニック/ドミナント保続→終結」という構造です。

作曲してみた24~24の前奏曲とフーガ②ハ長調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)~

24の前奏曲とフーガ②ハ長調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)(2分07秒)

前奏曲は、ハノンの7番の練習曲を基にしています。
フーガは決まった対唱を持っていません。主題とその拡大形、縮小形、反行形からなるストレッタフーガです。「提示部→ストレッタ1→ホ短調単独提示→ストレッタ2→ハ長調主唱ストレッタ」という構造になっています。
提示部で2回目の答唱の前に間奏があり、ストレッタ1では主題の平
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