桜

平成に置いていくもの、令和に持っていくもの

平成も残りわずか。
新しい時代を生き抜くためには何を持っていけばいいでしょうか。

私が何かひとつ持っていくとしたら「キャリアオーナーシップ」。

これ、無人島に何か1つだけ持っていけるなら「サバイバル力」
って言うのと同じくらいずるい答えですかね?
今回はそのずるい答えの自分なりの考えをお伝えします。

■そもそも令和はどんな時代?

技術の発展などとともに『予測困難な時代』にすでに突入しています。
このような状態を4つの頭文字をとってVUCA(ぶーか)と言ったりします。

 ・Volatility(変動性)
 ・Uncertainty(不確実性)
 ・Complexity(複雑性)
 ・Ambiguity(曖昧性)

身の回りのことで例えると…同じこと報告しても気分によって反応変わるし、
前回『A』って言ってたのに今日聞いたら『B』って言ってるし、
その理由聞いても言ってることわけわからんし、肝心なところ曖昧に濁すし…
って、めっちゃ嫌われる上司みたいですね。笑(笑えない)

こんな上司にどうやって提案持っていけばいいんでしょう…
そして、こんな上司の反応が世の中そのものに…
恐怖ですね。。

こんな上司がイメージできない恵まれた人に向けて学校のテストで例えると…

明日テストだ〜勉強しなきゃ!
テスト開始!「あ!これ○○ゼミでやったところだ!」「部活も恋愛も絶好調!」
ってのが今までだとしたら、

テスト開始!と言われて問題用紙みたら、
一番美味しいドリンクバーの組み合わせと配合を答えよ
「ちょっと何言ってるかわからない」
っていうのが普通に起こるのがこれからの時代。
絶対的な答えはないし、公式的なものも唯一無二のものはない。

で、さらに「人生100年時代」でもあるわけです。

いい学校に入り、いい企業に入り、定年まで勤めて、あとは年金暮らし。

そんな時代もあったねと、話す日もそう遠くはないです。
そんな時代もあったねと、羨むのではなく、笑える余裕が欲しいですね。

これまで学校や会社に言われたとおりの事をしてきただけの人にとってはなかなかのピンチです。

新卒入社した会社に身を委ねて1社しか経験せずに老後まで…
が当たり前の時代から、転職、独立当たり前の時代へ変わりつつあります。
さらには厚労省が出している「モデル就業規則」も、
副業が原則禁止だったものから「他の会社等の業務に従事することができる」に変わり、副業、複業、兼業もこれから増えてくるのは間違いないでしょう。

■令和時代に持ってくと良さそうなもの

で、やっと登場「キャリアオーナーシップ」

何かというと…
「キャリアは企業からただ与えられるのではなく、自ら作り上げる」
自分自身がどうなりたいか、そのために何をするか

ということです。

転職や複業をするためには、外から見た市場価値を知る必要がありますが、
何も意識しないと、思ってる以上に自分の経験を武器にできないんですよね。
「あれ…自分一生懸命働いてきたつもりだけど、職務経歴書書くことない…自分って何ができる人なんだろ…」みたいな。

同じ環境で、同じ仕事をしていても、キャリアオーナーシップを持って、
自己実現のために「仕事/会社を利用しよう」と思っていると、
同じ仕事でも意味が変わってきて、視野も広がります。
視野が広がると、入ってくる情報も変わってきます。
そしてその情報を新たな経験につなげていく、この連鎖が大きな違いを生みます。
この違いで得られたものが、時代の変化に対応するうえで役に立つでしょう。

ある意味、冒頭の「サバイバル力」はイメージ的に近いですかね。
ある時急に、ルールもなにもない謎の島で生き延びないといけなくなる。 
その時に困らないように日頃から充分な準備をしておきたいですよね。

■まとめ


雑に言うと「やらされ感」を「自分ごと」に変えるだけで全然違うよ。
という話です。

やらされ感は平成に置いていき、
令和はキャリアオーナーシップを持って自分ごとにしていきましょう!

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