見出し画像

スモーキーなサーモンにありつきたい

スモーキングガンを手に入れた私は、大好きなアレを作りたいと考えた。

タイトルにある通り、それはスモークサーモンである。
私はサーモンが大好きだ。寿司屋に行けば、最初と最後はサーモンを食べる。炙ってもよし生でもよし。鮭も好きだし、焼いてもよし。特に脂の乗ったサーモンが好きだ。

その日は早速スーパーに行き、大きなサーモンの切り身を購入した。
アトランティックサーモン。もう、名前が好き。アトランティックってなんだよ。大西洋だよ。知らんけど。今、調べてきたよ。
インターネットの情報によると北大西洋海域に生息する鮭だそうだ。

遥々、遠いところから我が家にやってきてくれて、どうもありがとう。
美味しくいただきます。そう、私はお前を今からケムに巻いてやる。

遥々日本にやってきて、
大人しくジップロックに入れられるオレ
文句も言わず煙に巻かれてやるオレ
さらには切り刻まれて、
オイルまみれにされて、
黒い小さなタイヤを振りかけられるオレ

しばらく冷蔵庫で寝てもらって、カットしてオリーブオイルとブラックオリーブと塩で味付け。

おい、オレの北大西洋の友達!
スモークされてるのかい? されていないのかい? どっちな〜んだい?

パクリっ!

ああ、微妙〜ヤー!!!!!!
ガックリ_| ̄|○ il||li

まあ、見切り発車で思いつきで作り始めたのがよくなかった。多少スモークがされている風味があるカルパッチョといった感じであった。もちろん下処理もしなかった。水分も多すぎた。それにとにかくジップロックに煙を詰めるのが難しかった。

反省点しかない。

ん?!
ということは伸び代しかないYO!!

ジップロックの隙間からモワモワと立ち上る煙。夫はそれをスーハーと吸い、あたかもやばいものでもやっているかのような恍惚の笑みを浮かべていた。

スモーク。魅惑の煙。
私はまた性懲りもなくスモークサーモンを作りたい。
今度はちゃんと調べてから作る!


パワー!!




この記事が参加している募集

おうち居酒屋やってみた

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?