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詩|足跡

今日の地続きに明日があって
歩いてきた足跡に昨日がある

道のりが長ければ長いほど
道のりが険しければ険しいほど
見えるのは近くばかりで

日が昇り
日が沈む
月が昇り
月が沈む
雲が流れ
風がくすぐる

あの水平線の向こう側に明日があって
振り向けばその水平線の向こうに昨日がある

どこまでも続く平らな道でも
先の見えない山道でも
立ちすくむことは恐怖と隣合わせで

日が昇り
日が沈む
月が昇り
月が沈む
雲が流れ
風がくすぐる

雨が降り
足が沈む
日が差し
前へ進む

振り返ると足跡が芽吹き
地続きには花が笑う


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