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2月21日:国際協力分野での大学院(修士)留学準備とその後のキャリア構築のコツのお話会
サルタックは、貧しさやマイノリティといった背景に拘わらず、全ての子供達が有意義な学習(ネパール語でサルタック・シクシャ)ができる社会の実現を目指して2012年に設立されました。
しかし、私達だけではサルタック・シクシャを実現する事は不可能だという考えの元、未来のサルタック・シクシャ実現の担い手となってもらうべく2012年の創設時からインターン生を受け入れてきました。そして、少なからぬ国際協力分野
新型コロナで失われたネパールの子供達の学習機会を取り戻すーサルタック2022年活動報告会を開催します!
こんにちは、理事の畠山です。全ての子供達が有意義な教育を受けられるよう邁進を続けるサルタックへの熱い応援、いつもありがとうございます。
サルタック・ネパールが作成した年次報告書が出来上がりました。そこで、いつも応援して下さっているみなさま、応援しようかどうか迷っているみなさま、活動に参加しようか考えているみなさまに、サルタックの活動をお伝えするイベントを開催したいと思います。
もちろんデータを
新型コロナで失われたネパールの子供達の学びを取り戻すためにpart4
現地スタッフのBikki Shrethaです(訳:畠山)。9月8日はサルタックが設立された世界識字の日です、これからも一人でも多くの子供達に有意義な教育を届けられるように頑張って行きますので、ご支援頂ければ幸いです。
サルタック学習センターは創設された2017年以来、子どもたちに優しい学びの場の提供を通じて、落ちこぼれそうな子どもたちの学びの支援を行ってきました。
新型コロナ対応では、ボランテ
新型コロナで失われたネパールの子供達の学びを取り戻すためにpart3
日本の皆さん、こんにちは。現地スタッフのビッキー・シュレッサです(訳:畠山)。前回は学習センターで子供達の支援にあたってくれるサティ達の採用の様子をお伝えしました。今回は、学習支援センターで取り組む演劇の研修についてお伝えします。
演劇はネパールでとても人気があり、演劇が社会啓発活動や社会運動でも活用されています。演劇を行う側にとっても、社会の不正義を描いた劇は、観客の心を揺り動かす劇としても優
新型コロナで失われたネパールの子供達の学びを取り戻すためにpart2
日本の皆さん、こんにちは。現地スタッフのビッキー・シュレッサです(訳:畠山)。今回は、我々が取り組んでいる、「新型コロナで失われた子供達の学びを取り戻すための学習センター」の進捗を報告したいと思います。
今月は、学習センターで子供達を教えてくれるサティ達の採用を行いました。子供達にとってベストのサティを採用するために、いくつものプロセスを経て採用を行いました。まず、8つの学習センターの運営に対し
ネパールの子どもたちの失われた学びを取り戻すために私たちが出来ること
こんにちは、理事の畠山です。新型コロナによって発生した学びの損失を取り戻すための2年計画を実施しますので、今日はそれを紹介させて下さい。
1.新型コロナによる学びの損失とは?新型コロナの流行により、世界中で学校が休校となりました。多くの先進国では学校が休校になっても、オンライン授業に移行するなどの手段が取られて、ある程度は子供達が学習を続けることができました。しかし、多くの低中所得国では、そもそ
現地報告:学習教材配布プロジェクト
みなさん、こんにちは、理時の畠山です、いつもご支援ありがとうございます。今回は、2020年にクラウドファンディングでご支援頂いた学習教材配布プロジェクトのリポートが現地からあがってきましたので、適宜必要な情報を補いながら翻訳します。
プロジェクト概要みなさまからご支援頂いたクラウドファンディングの資金をサルタック・ジャパンから受け取って、我々サルタック・ネパールは、バグマティ農村地区の役所と連携
”Quality Learning For All”の軌跡
皆さまこんにちは。副代表の川崎です。
9月8日は「国際識字デー」です。
私たちサルタックは、この9月8日を創設記念日としており、先日それを記念してウェビナーを開催させていただきました。60名を超える方々にご参加を頂き、心より感謝申し上げます。
さて、当団体サルタックですが、ネパールの姉妹団体Sarthak Shikshaとの連携のもと、団体が目指す”Quality Learning For A
ネパール教育最前線記(2)援助協調:スワップ(前編)
働いていて面白いと思うことの一つが、教育分野で働くドナーと政府とのやりとりと、政策決定の場を直に見られることです。
ネパールは援助協調の手段としてセクター・ワイド・アプローチ(Sector Wide Approach:通称スワップ)を用いており、年四回、援助協調を目的に政府、ドナーとその他関係者(国際・国内NGO、教員組合など)の会議を実施しています。この会議に基づいて策定される共通の政策に沿っ
ネパール教育最前線記(1)低学年読書プロジェクト
このコラムではタイトルの通り、ネパールの教育に最前線で関わっていて日々思うこと、今話題となっていることを紹介していきます。第一号は、今ネパールでもっとも話題となっている低学年読書プロジェクトについてです。
2015年までに万人のための教育 (Education for All:EFA)を達成しようという国際的な目標の下で、学校へのアクセスを確保しようとネパールを含め多くの途上国が努力してき
ネパール教育最前線記(3)援助協調:スワップ(後編)
前回に引き続き、援助協調:スワップについてです。スワップでは、複数のドナーが協働的に政府に対して技術的・資金的支援を行います。これには二種類があります。
一つ目はプーリングで、政府の一般予算に直接ドナーの予算を加えるという方法です。政府は学校セクター改革プログラムに基づき学校教育を展開しているので、ドナーもこれに手を合わせるという形です。もう一つは、ノン・プーリング方法で、政府の一般予算に予算を
ネパール教育最前線記(4)ネパール大地震を振り返って‐前編
大地震から約6か月後のネパール通信です。ネパール大地震後はなかなか通信を発行する状況ではありませんでしたが、引き続きサルタック・シクシャを支援して下さっている皆様に感謝を申し上げます。さて、地震後初めての通信ということで今回はネパール大地震当日の様子を伝えたいと思います。
4月25日、実はこの日サルタックの読書キャンプの実施日で朝からその準備に取り掛かっていました。曇った朝でスッキリしない当日。
ネパール教育最前線記(5)-ネパール大地震を振り返って、後編
前回のサルタック通信では、大地震後直後の様子を書きましたが、今回はその数日後までのことを書きたいと思います。
大地震後は確かに携帯回線が込み合っていたものの、携帯メールは即座に使えましたし、つながりにくいものの電話もできました。お陰様で、私の妻と娘は避難場にいることが確認できましたし、両親も読書キャンプ会場まで駆けつけてくれました。家族に何も被害がないことを確認できたので、私はボランティアの学生
ネパール教育最前線記(6)-ネパールにおける経済封鎖
前回に引き続き今回も地震後の活動について書く予定でしたが、現在ネパールが直面している経済封鎖について周囲の方々から多くの問い合わせがありましたので、今回はこの内容について書くことにしました。
ネパールでは新憲法が発布された昨年9月20日前後からインドとの国境沿いに位置するタライ地方の情勢が不安定です。新憲法に不満を持っているタライを中心に活動しているマデシ・モルチャ(マデシ政党の連合)がストライ