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自分を愛することに取り組む

自分のことが嫌い。だけど本当は好きになりたい。

こう思うことってありませんか?

私もずっと思っています。

以前よりは嫌いではなくなったけど、「私は私のことが好きです!」とはまだまだ言えません。

これから書くのは、私が「自分を好きになりたい」と思えるようになった曲のこと、自分を好きになることへ一歩踏み出せたきっかけ、今取り組んでいることです。

「自分のことを好きになりたい」と思っている方の参考になれば嬉しいです。


秦基博「Joan」

愛してよ 何より自分のことを

秦基博さんの「Joan」の歌詞です。

初めて聴いた時に、涙が頬を伝ったのを覚えています。

この曲は2019年12月に発売されたアルバム「コペルニクス」に収録されています。


アルバムが発売されたのは、自己否定ばかりする自分を変えようと本格的に取り組み始めてから3ヶ月ほど経った頃でした。

個別のコーチングセッションと「ありのままの自分で生きる」がテーマの講義がセットになったプログラムに参加していました。

オンラインで行われていたのですが、一度だけリアルでコーチと受講生で集まる機会がありました。

そこで私は打ちのめされました。10人ほどの参加者の中で私だけが3ヶ月経っても何も変化していなかったからです。

みんな「前よりは自分のことを好きになってきた」「前向きに考えられるようになってきた」など言ってるのに、私は相変わらず自分のことが大嫌いだったし、悲観的に考える癖も直っていませんでした。

プログラムを受け始めた時から「自分を愛そう」とコーチに言われていたけど、みんなの話を聞いて、愛せるようになるどころか「私ってやっぱりダメな人間なんだ」と余計に嫌いになりました。

その数週間後に発売されたのが「コペルニクス」でした。

愛してよ 何より自分のことを

「Joan」のこの歌詞が私の心を優しく包み込んでくれたように感じました。

正直、コーチから「自分を愛そう」と言われても、「自分を愛すなんてダメだ」という気持ちの方が強かった。

しかし、この歌詞はすっと私の中に入ってきて、抵抗なく受け取れました。

秦さんの優しい、願いがこめられたような少しの切なさもある歌声が、温度感が、ちょうどよかったのかもしれません。

涙を流しながら、こう思いました。

本当は自分を愛せるようになりたい

自分を愛すなんてダメだと思ってたけど、許されるなら愛せるようになりたい、と。

何も変わっていないと思い込んでいましたが、「愛せるようになりたい」という思いはちゃんと芽生えていたんです。

「誰に」許されるなら愛せるようになりたいのかというと、両親でした。

私は大学受験も就活も失敗して、両親が望んでいるような人間にはなれませんでした。

私のせいで両親は「子育て」という投資に失敗した。だから私は価値がないし、両親からも愛されていない、両親から愛されていない私が自分を愛していいわけがないと思っていました。

そのため、自分を愛するのに「両親に許されるなら」という条件がついていたんです。

自分を愛することに踏み出せたきっかけ

その後、コーチングを受ける中で、私は本当に両親から愛されていないのかを考える機会がありました。

初めは愛されていない理由を並べました。受験や就活のこと以外にも、子供の頃から父から怒鳴られてばかりだった、両親から褒められることが少なかった、私の写真より姉の写真の方がはるかに多かったなどが出てきました。

次に、愛されている理由、根拠を探しました。なかなか出てきませんでしたが、コーチから例を出してもらいながら考えてみると、新卒で入社したブラック企業を半年で辞めることに反対しなかった、一人暮らしを始めたら日用品や食材を送ってくれた、実家に帰る度に「何かあったらすぐに連絡するんだよ」と言ってくれるなどが思い浮かびました。

こう考えてみると、私は100%愛されていないとは言い切れなくなりました。「愛してる」と言葉で伝えられてこなかっただけで、本当は愛してくれているんじゃないかと思い始めました。

ただ、そう思い始めても、父に怒鳴られたことや、テストで良い点を取っても「次はもっと頑張れ」と言われたことなどに対する恐怖や怒りは消えたわけではありませんが、「自分を愛するのに両親の許可はいらない」とは思えるようになりました。

4年弱経った今でも、自信を持って「私は私を愛しています」なんて言うことはできないけど、ああでもないこうでもないと右往左往しながら、時には立ち止まりながら取り組んでいます。

「自分を愛せるようになりたい」という気持ちだけは忘れていません。

思い返せば、私の両親は「謙虚が美徳」という教育方針だったし、私が子供の頃は「自分を愛してるなんてナルシストだ」と笑われる時代でした。

自分を愛すること、自分を愛していいことを教えられずに大人になったので難しいのは当然です。
焦りすぎずにじっくり取り組んでいきます。

今、取り組んでいること

最近は、アファメーションを始めました。友達が気楽にやっていると話してくれて、「そんなに気楽でいいなら私もやってみよう」と思ったからです。

家で手を洗う時、ご飯を作っている時、お風呂で体を洗っている時など、思い出した時に「ありがとう、愛してる」と言うようにしています。何の感情も込めずに、ただただ唱えているだけです。

始めてからまだ2週間ほどなので効果はまだ感じていませんが、以前にもアファメーションをしたことがあり、その時は効果があったので、今回もあればいいなと思っています。

そして、心が折れそうな時は「Joan」を聴いています。「秦さんもこう言ってくれてるんだから、自分を愛せるようになろう」と思えるお守りのような曲です。

もしもこの記事を読んでくれているあなたが「自分を好きになりたいのになれない」という状態なら、まずは何が自分を止めているのか考えてみてほしいなと思います。

1人ではなかなか考えが進まない場合は、公式LINEにメッセージください。
一緒に考えましょう。



無理矢理ポジティブになる必要はない。
じっくり自分と向き合って、昨日より今日の自分を好きになる。
自分自身も挑戦しているライフコーチです。

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