家族と離れたことで、家族が好きになれた
「物語のある天然石のお守りアクセサリー」をお届けしております、作家のsarariです。
今年の年末は数年ぶりに、実家で過ごすことになりました。
家族が嫌いだった私が「年末、家族と過ごしたい」と思うようになったのは、自分の中で大きな変化に感じています。
家族と離れたことで、家族が好きになれた
社会人になり、結婚して、実家を出て。
家族と離れたことで、家族が好きになれたんです。
実家で暮らしていたときは毎日辛かったのは、「理解してもらえない、理解しようともしてもらえない」という違和感が原因。
でも結婚して家を出たら、家族と心地いい距離感と温度感で接することができるようになりました。
私は学生時代からずっと、「家族は他人」と思っています。
「赤の他人」ということではありません。
「家族」をひとつの枠でくくり、塊や集合体として見るのではなく、「それぞれ違う人間」として認識しています。
ひとりで過ごす時間があるから、誰かと過ごす時間を、愛しく感じられる
ドラマなどで「家族なんだから」という台詞を聞くたび、「それは理由になるのかなあ」とずっと疑問に思ってきました。
親でも子でも、「お互いを理解し合おう」という気持ちがなければ、心地いい関係は築けないと考えているから。
私と家族は、理解し合えない、理解しようとしない関係でした。
だからすごくギスギスして、家にいるのが辛かった。
今の私は、パートナーとふたり暮らし。
実家が遠いわけではないけれど、親や妹とは、数ヶ月に一度くらいのペースで会います。
私は誰かと過ごす時間より、ひとりで過ごす時間の方が心地いい。
そしてひとりで過ごす時間があるから、誰かと過ごす時間を、より愛しく、尊く感じられます。
私にとってしっくりくる家族との付き合い方
家族から離れてみて、分かったこと。
それは、私にとってしっくりくる家族との付き合い方。
時々会うくらいでいい。
時々電話するくらいでいい。
以前の私は、家族が嫌いでした。
でも今の私にとって家族に会うことは、友達と遊ぶときのように楽しい時間。
だけど、そういう時間は時々でいいし、時々だから、楽しめる。
今年の年末は、数年ぶりに実家で過ごします。
とびきりの準備をして、とびきり楽しもう。
今はとても、ワクワクした気持ち。
笑顔あふれる年末になりますように。
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