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「やりたいと思った時から、きっともう始まってるんだと思う」

「やりたいと思った時から、きっともう始まってるんだと思う」

これは、私の好きなアニメの台詞。

この台詞のシーンに登場するのは、とある二人の少女。

一人はアイドルとして活躍し、もう一人は、アイドルの世界に興味があるものの、その世界に一歩踏み出すことをためらっています。

興味があるというのに、「私には似合わない。私は、そういうキャラじゃない」という理由で本音を隠し、もう一人の少女に誘われても「興味ない。私の前で、もうその話はしないで」と言ってまで、突き放しました。

本当は、興味があるのに。

本当は、「やってみたい」という気持ちがあるのに。

「私はクールで、カッコつけてて、近寄りがたい存在と思われてる」「私は、こういうキャラクターだから、アイドルなんて出来ない」と、本音の自分ではなく、キャラクターとしての自分であり続けようとしている。

私は、彼女に、過去の自分を重ねて観ていました。

「家では、しっかり者で、聞き分けの良い、良い子キャラを演じなくてはいけない」
「学校では、明るくて、いつも前向きなキャラクターを演じなくてはいけない」

服を買うときも「私のキャラクターっぽい」で決めて、本を読むときも「私のキャラクターっぽい」で決めて。

いつの間にか、本音の自分が、分からなくなって。

あの頃の私は、何をしたかったんだろう。

キャラクターを気にせずに生きられていたら、もっと別の私が、今ここにいたのかな。

…なんて、思うことは、無いのだけど。

だって、時はもう、巻き戻せないし、過去の私が居たから今の私が居て、今の私だから、言えることがあるのだと思えるから。

「やりたいと思った時から、きっともう始まってるんだと思う」

私がハンドメイド作家を始めたとき、私の中にはきっと、そんな気持ちがあったのだと思います。

わずかな「やりたい」という気持ちがあって、私は、それを、生まれて初めて、無視しなかった。

人生を生き直したくて、この『やりたい』を、もう、無視したくないと思った。

そして今日、「やりたい」「興味がある」とくすぶっている気持ちを持っている持っている人に、同じ言葉を、届けたいと思いました。

ほんのわずかでも、くすぶっている気持ちを持っているのであれば、それは、新しい始まりの、入口だから。

「やりたいと思った時から、きっともう始まってるんだと思う」

最後に必要なのは、ほんの少しの勇気と、「自分の気持ちを無視しない」という、決意。


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