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今、俳句を始めるべき5つの理由

皆さんは俳句についてどのくらい知っていますか?

古くておじいちゃん世代の趣味だと思っているあなた、俳句って今や幅広い世代に親しまれているものなんですよ。

私は故郷が俳句の街、愛媛県・松山ということや叔父が俳句関係の仕事をしていたこともあり、小学校の頃からちょっとずつ俳句をやっていました。

最近はテレビ番組のプレバトなどで取り上げられて案外とっつきやすいものだという認識が浸透されてきているようですね。

俳句について気になっているあなた、毎日の生活で疲れているあなたへ、なぜ俳句をオススメするのかまとめてみました。

その1 感情を出すはけ口になる
その2 すきま時間にできる
その3 お金がかからない
その4 仲間がたくさんいる
その5 季節を感じられる

その1 感情を出すはけ口になる

コロナや日々の生活の中で、ストレスや疲れが溜まっていませんか?
特に家族や友人に会えない今、感情を溜め込まないのが一番ですが、俳句をよむことで心がスッキリすることが多いです。

俳句の基本的な型に 季語 + つぶやき・関係ないこと を組み合わせて17音にする「取り合わせ」があるのですが、季語の選び方で自分の感情を合わせることが簡単にできます。

例えば、部屋にずっとこもっている時。
電話の声が響く部屋」なんてつぶやいたとしたら、
秋うらら電話の声が響く部屋:電話が楽しい感じ。ウキウキしてる。
新涼や電話の声が響く部屋:穏やかで、リラックスしてる感じ。
秋の雨電話の声が響く部屋:ちょっと暗さがあって、寂しい感じ。

こんな風に自分が感じていることを比喩的に紙に書き出すことができます。

他の人にはわからないように自分の思いを込めたり、どうにもならない気持ちを成敗する感覚でできますよw


その2 すきま時間にできる

忙しい毎日を送っているあなたへ。俳句はやろうと思えば5分でできちゃいます。超時間的コスパの高い趣味です。
「いやいや初心者だし無理」って思うかもしれませんが、逆に考えすぎずに思った言葉を口に出してみると案外できちゃうものです。

〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇 と7・5(または5・7)のリズムで例えば
画面の奥の窓に花 (7・5)とか
犬すれ違う散歩道 (7・5)とか
歯ブラシもそろそろ寿命 (5・7)とか

これに季語くっつけちゃえば俳句になります!


その3 お金がかからない

時間的コスパに加えて、金銭的コスパも最高です。
紙とペン、またはスマホがあれば誰でもできちゃいます。とにかく何かに記録できればおkです。

記録するときに、リストにして俳句とそれを詠んだ日の日付を書いておけば、後々整理が楽になります。時間が経って、読み直したときに「ああそういやそんなこともあったなー」なんて日記感覚でいい思い出になりますよ。


その4 仲間がたくさんいる

正直、俳句仲間はみんな超優しいし、「あなたのこの句が好きです」なんていう会話は当たり前です。
俳句は競うことや他の人よりもいい句を作ることが目的ではありません。
結局は、どれだけ自分が見た光景や気持ちを他の人に俳句を通じて伝えられるかです。

だから、みんな誰かの句を読んだとき、その人の感じたことを読み取ろうとします。「これ面白い」とか「めっちゃ共感できる」とか、「なんかパワーを感じる」みたいな句を好きになります。

俳句を他の人と共有する場として、句会があります。作者を知らない状態で参加者全員の俳句のリスト(清記)から好きな句を選んで、なんでその句が好きなのかをみんなで話し、最後に作者を明かすという、ただそれだけですが、毎回心がほっこりします。だって、同じように俳句を好きな仲間がいるんですもの。


その5 季節を感じられる

日本には春夏秋冬があって、季節の移り変わりが楽しめる、世界中でも珍しい国です。毎日の生活で部屋にこもっていたり、画面を見つめる日々が続いている今こそ、自然を感じることで気分が楽になったりします。

「近くに自然らしいものがないよ」っていう方も、五感をフル稼働させて見てください。
とにかく暑い。アスファルトがジリジリする。
蝉の声が聞こえる。
日陰なら風が涼しい。
アイス美味しい。
案外身の回りにあるものや体験の中に俳句の種が潜んでますよ。

苦しい環境にいても、周りを見渡してみて、小さなことに楽しさを感じられるようになります。


いかがでしょうか。もし興味が湧いてきたぞっていう方は、夏井いつき(みんな組長と呼びます)さんのYoutube松山市の俳句ポストプレバトをみ始めてみることをおすすめします!


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