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インテリアデザイナーの引越し顛末記⑨

引越し顛末記③で、引越し業者さんとの打ち合わせについて書きました。
その際、食器棚や本棚を解体する別途費用の金額提示に驚きました。
一戸建の場合、2階リビングから1階の玄関までは、解体しないと下ろせないことが理由です。引越し業者の仕事は、荷物を運ぶこと、それに特化しているため、家具の解体と組み立ては専門業者に委託するシステムだと説明されました。

結局、解体作業は家具を購入した家具メーカーにお願いすることにしました。
もちろん、費用は発生しますが
当初の提示金額を大きく下回りました。

家具の買取を依頼する

今回の引越しで、どうしても処分しなければいけない家具があります。
傷んで捨てざるを得ないものは別として、状態の良いものが何点かあったため、買取を依頼することにしました。

依頼する家具
1.シングルベッド
(フランスベッド)2020年購入
2.オープン棚W80D40H69cm
(アルフレックス)購入時期不明
3.ダイニングチェア1脚
(アルフレックス)購入時期不明
4.サイドテーブル
(カンディハウス)購入時期不明

家具買取業者を探す

自宅のダイニングテーブルやチェアなどを購入したカンディハウスは、自社製品に限り買取りをしていた時期があります。
回収した家具を修繕し、リユースする。
まだSDGsが広まっていなかった頃の話です。
家具を消耗品として扱わない企業姿勢に惹かれ、購入を決めた経緯があります。
(今このサービスは、中断しています。)

家具買取を検索してみると、沢山の業者がヒットしました。
この中で一社を選ぶのは大変です。
口コミやランキングも参考にしましたが、広告臭ばかりが前面に出て、ピンとくるものはありません。
とりあえず家具の写真を撮り、LINEで3社に無料査定を申し込みました。
3社のうち、1社はすぐに査定額が送られてきました。
覚悟していた以上の低い見積り金額に納得がいかなかったため、キャンセルしました。

2社目は、今大変混み合っているため、少しお待ち下さいと自動返信。
2日後、詳細を知りたいので購入時期や寸法などを送って下さいと再びLINEが入りました。
回答を送ると、また前回と同じ文言が返ってきました。
繁忙期とは言え、こちらも時間とのせめぎ合いです。
次の返信を待たず、キャンセルしました。

3社目は、すぐ電話がかかってきました。LINEで送った内容について詳細を聞かれた後、出張査定日を決めました。
電話対応の感じの良さが最大の決め手となりました。

出張査定当日

申し込みから二週間後、担当者が自宅に来ました。
1人では不安だったため、夫にも立ち会ってもらいます。
当日、約束の10時になっても担当者は現れず、電話もありません。30分待って電話をかけると、1つ前の現場で荷物の搬出に手間どっているとの回答でした。更に1時間、まだ前の現場にいると連絡がありました。
不安が募っていきます。
結局、到着したのは約束の3時間半後でした。

驚いたのは、30代ぐらいの華奢で若い男性が1人で現れたことです。
更に彼は作業着ではなく、ジャケット姿でした。
1人で査定をし、同意が得られれば搬出する流れです。
この業界では、大抵皆1人で動いていると話していました。

査定結果
1.フランスベッドは、引取り不可でした。
フレームはキズもなくきれいな状態ですが、やはり人が長く使ったマットレスは、衛生面で販売しづらい商品です。
ポケットコイルマットレスは、区の粗大ゴミでも申し込み不可でした。
また別の粗大ゴミ収集業者を探さなくてはいけません。

どんよりしてしまいました。

その他3点はまとめて¥5,000。
アルフレックスのオープン棚は、ハイブランドかつデザインも良い。
ただ、同種のものをリーズナブルなニトリやIKEAで買う人が増えたため、値段設定が難しい。

同じくアルフレックスのチェアも同様の理由と経年劣化で貼り地の色焼けがある。

カンディハウスのサイドテーブルも同様の理由でした。

買い取った家具は、マーケットに出され、中古家具販売会社が買うシステム。
査定して、買い取るまでが買取業者の仕事、販売はしないと担当者から聞きました。

結局、ベッドは引取りと処分代として¥5,000支払いました。
家具3点を買取り、ベッドは処分を依頼して±ゼロでした。

この判断が良かったのか、どうかはわかりません。
上手く誘導された感もあります。
ただ、私は金額よりも2階にあるベッドの存在が気にかかっていました。
それが解消できたことを最優先とし、納得しました。
業界の話も聞けて勉強になりました。

また一歩、片付けが進みました。



















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