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留学すると「性格が変わる」というのは本当か?

もう少しでアメリカに留学しはじめてから丸2年経とうとしている。

電子辞書を片手に歩き回っていたのが昨日までのように時間が飛んだ。

英語は不自由なく話せるようになったし、英語を話せることによってより多くの人とコミュニケーションをとれるようになったのが何より嬉しい。

しかし、留学は言語を学ぶだけの経験ではない

若ければ若いほど親元を離れて自分で全ての責任をとる生活で得られる独立力、初めての土地で不安でも自分から道を切り開いて得られる挑戦力・辛くても逃げられない環境から得られる忍耐力などさまざまなライフスキルを身につける必要がある。

楽しそうな写真をインスタグラムに投稿しているあの子も実は見えない努力をしているかもしれない。

留学を「逃げ場」だと批判している人も少なくはないが、私はそうと思わない。日本の堅苦しい教育では得られないことがいくつもあると感じる。

そんな醍醐味のある海外留学だが、私自身に実際どう変化をもたらしているのか。


⑴創造力(視野)の変化

国が違うと文化が違う。
育った環境が違うと考え方が違う。

他の文化に影響されることで新たな考えが生まれる可能性がある。今まで日本で見えなかったものが見えたり、日本で見えたものが見えなかったり。

例えば、

・・・ 日本人が人種差別を軽く扱うこと
ほとんどのアメリカ人は敏感でありながらも、日本人は人種で大きく人を判断する。
(特に白人・黒人の歴史は日本はあまり関係深くないので日本人が悪気が全くないのは理解できる。しかし国際化のなか、若い学生たちに道徳でも世界史でも何らかの形で人種について教えることは大事だと思う。)

・・・ アメリカはジャンクフードだけじゃない
渡米前に私が一番心配していた食べ物だがジャンクフードだらけというわけではなく、意外にもスーパーに有機野菜が沢山並んでいたり健康めなファーストフードなどそんなに酷くない(いいものを食べるにはお金がかかるけどね)

アメリカに来たことで自分の視野が大きく広まったことは間違いない
それに基づき自分の考え方も変わり、日本にいて思いつかなかったアイデアなどが手に入るようになった


⑵自己愛の変化

日本はナルシストを嫌う国だと私は思っている
自分を好きで何がいけないんだろうか?
一度きりの自分の人生を好きなように楽しまないと損

昔までは自分を好きと他人に伝えづらかったが、今では胸を張って言える

アメリカに来てから友達や彼氏、先生に自分がどれだけ素晴らしいか何度も伝えられた。お互いを褒め合うことでお互いの自己愛の自信へと繋がるだろう。


⑶性格の変化

自分の気づいた範囲で性格は変わりま….

した!


と思うがそんなに大きな変化ではない(笑)

詳しく言うと、悪い意味でもっと自己中になったと言ってもいいかもしれない。

アメリカに来る前の私は、学級委員・体育祭の団マネージャー・音楽祭実行委員など全ての役割でリーダーシップをとったりしていた。友達も多い方だったし、特に大きな悩みなどもなかった。自分の意見はすでにズバズバ言う派だったが、相手のことを考えて発言しなかったりというシーンはいくつかあった。

アメリカに来た後の私は、自分から何か言わないと始まらない・無言でいては誰も助けてくれないということを知り、どんなに無謀なことでも他人に伝えることが大事だと学んだ。相手に押しつぶされずにアメリカで生きるためには「自分のニーズ」を自分で掴み取るというサバイバル力を身につけた。

日本人特有の「相手のことを意識する」部分の重要性が小さくなった私の中では、今では時々自分が悪魔のように感じる
しかし、これでもまだまだアメリカ人の友達に「自分の意見を言え、周りがどう思うかとか考えなくていいから」って言われるのでアメリカ人はなんて心の冷たい人種なんだろうかと密かに思う


⑷体型の変化

去年まだ英語力の乏しさでストレスを溜めていた頃に食べることがやめられず、最低5,6kgは太った(汗)

以上4点が私の考える留学によって起きた大きな変化だ。
その国の良い部分を付け足していくような形で変化していくことはいいが、決して日本人という素晴らしい心は忘れたくないなと思った。日本が私を産んだかのように、自分のルーツを忘れないように進化していきたい。


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[プロフィール]
Sara
東京出身 / アメリカ・オハイオ州在住 / ストリートフォトグラファー / 画家

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