見出し画像

ピンクが着れない女の子たちへ

前回、容姿についての呪い(過去の記憶)に闘って勝とうとしている話を書いたんだけど
他にも私が闘い続けているものがいくつかあるのね。

その代表選手が「ピンクが着れない」だと思う。
ピンクやボリューミィなファーやキラキラした大ぶりアクセサリ、ハートの小物。
そういうものに、小さい頃からものすごく抵抗があったの。(今も、ある!)

子供の頃は「好きじゃない」「嫌い」と言っていたと思うのだけど、
今の私から振り返ってその時の気持ち(それは今の私の気持ちでもある)を眺めると、別の言葉が正しかった。

「私には許されていない」

思えば思春期以降は「私のキャラじゃないでしょ?」「似合わないでしょ?」って、周りに言っていたんだよね。
ちょっと大人になって、正解に近づいてきていたのかも。
周りにふわふわキラキラのピンクなんて着てたり持ってたりしなさそうって思われてるはずだから
今更そんな恰好できるような顔(子供の頃からいわゆる老け顔だった)じゃないでしょ
って、周りに評価を明け渡して、でもそれ自体が呪いになって、私は私にピンクを許していなかった。

同じように、結婚や出産みたいな日本的女の幸せみたいなものも許されていないと思ってた(今も思ってる)し
そこから派生した、もっと根の深い呪いに気付いてしまった。

可愛い恰好ができる女の子=ワガママ言っても許される
⇒ワガママ言わないしっかり者と評価される私=可愛い恰好は許されていない

ワガママ言える=自分で出来ないことを他人にやってもらえる
⇒自分で何でもやれる私=人に頼ることは許されていない

みたいな構造が絡まりあっているみたい。

ピンクが着れないことと人に頼れないことは、どこか同じ線の上で私に「許されていない」項目として心に刻まれている。

子供の頃に、自分が言われて嫌だった色んな言葉に対して「いやなの」って言えなかった私と、
『しっかりしてるから、いい子』という呪いの評価に「自立(頼らない)」することで闘いを挑んできた私が絡まってこんがらがって
私は嫌なことを我慢している&人に頼らずに生きないといけない=人に頼ると自分の価値が下がる&相手に我慢をさせることになる
→だから人に頼ることは許されていないし、頼ったら嫌われる
 と思ってきたんだって、気付いた。

私が言われて嫌だったことと、相手に自分のことを話すのは別のことなのだけど
自立を高めることで呪いと闘ってきたから、自分のことを話すことがまず許されていない っていうポイントから
許されていないこと=相手に負担をかける=相手の嫌なこと=嫌われる みたいになっていたと思う。

ピンクからちょっと話がそれてしまったけど
結局全ては「私には許されていない」モンダイで、許すも許さないも、許可は私が私に与える以外にないのだから
今からでもピンクの服は着れるし、困ったことは信頼できる誰かを探して頼ることができるはず。
でも、できない。

この間、ものすごくピンチなことがあって、でも頼れる可能性のある人は(問題の内容から考えて)2人しかいなくて
そのどちらにも、私は絶対に頼れないと思っていたの。
毎日泣きながら真っ青な顔でその時できる最善策をひとりで探しながら、
私、何がこんなに怖いんだろう?別に命が奪われるわけでもないのに…って考えていたら、
「嫌われたくない」って言葉が出てきた。

あぁそうなのか。私、これだけ勉強した今でもまだ、人に嫌われたくないと思ってたんだなぁ。

ピンクもキラキラもワガママも頼ることも、ぜんぶ、私のためにやってみればいいんだ。
人に好かれるためにやらないのは、全然私のタスクじゃない。
だって相手が私のことを好きか嫌いかは、私が決められないから。

先日みたいな超ピンチ&めっちゃパーソナルなことは、そんな滅多にあることではないけど
もしもの時のために、私は今日からちょっとずつ、小さなことから誰かにそっと頼ってみる練習が必要だし
ピンクもキーホルダーくらいからなら持てるかもしれない。

因みに、私のピンク欲はデスクの印鑑ケースや書類ファイル、付箋なんかをついピンクを選んでしまうあたりにあらわれてるし
そういうのを積極的に許していけばいいんだと思うのです(o^^o)
頼る方は…何からしたらいいかまだ分からないけど。コミュニケーションの中の一つだと思うことから、始めようかな。

結局は、私が私について、どう定義づけてきたかの話だった。容姿のことも同じかもしれない。
だから、これからの私の定義は今日や明日の私が決められる。
ピンクが着れる可愛い女の子にはなれなかったけど、
人並みにコミュニケーションのとれる女性には、まだなれる可能性が私にも残されている。
そう思うのです♪

#note #コラム #女の子 #信頼 #自己肯定感

読んでくださりありがとうございます☆サポートで美味しいコーヒーショップのミルクティを飲んで、またよい記事が書けるようにお勉強します!