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日本で主流ではないルーフトップテント

アメリカでのキャンプはサバイバルだ。

ニューヨークに住み始めて、10ヶ月。毎週末必ずキャンプに行く日々。

ニューヨーク=キャンプとイメージには中々ならない。私も住み始める前はニューヨークで住みながら、キャンプを始めれるとは思いもしなかった。ニューヨークとは言え、ニューヨークシティを離れると、リスやウサギが家の周りそこら中で走っている。高速には鹿たちの姿をよく目にする。それぐらい意外と自然と共存している。

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さて、本題にいこう。私は日本でも幼少期からキャンプや自然に囲まれて生活することが身近だった。テントでのキャンプが基本でルーフトップテントという存在すらも正直知らなかった。それぞれのテントの良さを感じるがアメリカと日本のキャンプ環境を比べたとき、ルーフトップテントの良さが分かった。

獣への恐怖を初めて感じた瞬間。

それは初めてテントキャンプをした時のこと。夜10時山奥に到着し、ホットドック(アメリカの定番キャンプフード)を焼いて夕食を済ませ就寝。その夜、獣の大きな吐息と足音でテントの周りをウロウロする音で目が覚めた。さすがに、起き上がって外を確認する勇気はなかったが、熊だと推定している。

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その時初めて、襲われる可能性のある獣が存在することを実感した。

アグレッシブな獣の存在が日本よりも身近で、自然だけでなく獣とも共存しないといけないキャンプの世界なのだ。

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*上記の写真は熊ハンターに出会ったときの写真。捕われたブラックベア。熊ハンターは食べたり、毛皮で物を作ったりしている人。あくまでも趣味である。

そこでループトップテントの出番

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2021年7月、ループトップテントを購入。使い始めて4ヶ月、毎週末、毎回のロードトリップで愛用している。アメリカでも本当にキャンプが好きな人や家族一家でのキャンパーたちには、人気があるルーフトップテント。テント内で食べ物を食べない限りまず、獣の心配はいらないだろう。種類が豊富な上、寝心地もよくと何よりセットアップが単純で手間がかからないことが利点。(テントによっては複雑なテントもある)夜中のトイレはラダーを降りるという動きは寝起きには少し重労働だが、それ以外は快適に過ごせている。

テント内の結露という壁に引っかかったが、夏の場合、小型扇風機は一晩中回すこととマットレスの下に結露防止マット、通気性の良い素材のマットを貼り付けると結露でカビ臭くなるのはなくなった。冬に近づくにつれ、小型扇風機が使えなくなった今、ヒーターでテント内の温度を巡回させて、結露をなくすように試しているところだ。冬キャンプでも、地面から感じる寒さがない分、寝袋があれば寒さを感じることなく、快適に寝れるのだ。

季節関係なく快適にテントで寝れること(ヒーターと扇風機は必須)、獣に襲われる危険から回避できること、持ち運び作業なしで設営が簡単という点においてルーフトップテントは需要があるのかもしれない。結論、日本のキャンプ環境においてループトップテントを必要としないのかもしれない。