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デモクラティックスクールってなに?①

“デモクラティックスクールでずっと育った”と言っても、「そもそもデモクラティックスクールってどんな場所?」という方もいると思うので、まずは“デモクラティックスクールとは何か”について何回かに分けてお話しようと思います。

前提として、デモクラティックスクールとは“民主主義の学校”という意味になります。
しかし、教育スタイルに明確な承認基準などは存在しません。

そのためここで書くデモクラティックスクールの特徴はデモクラティックスクールまっくろくろすけを基にした私個人の解釈であることをご了承ください。

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何回ほど続くか分かりませんが、まず最初に紹介したいのはスクールの大きな特徴の一つである「自分の学びは自分で決める」という部分について。

デモクラティックスクールには授業、宿題、テストなどのカリキュラムやクラス分けがなく、先生もいません。
子どもの主体性を大事にする教育理念に基づき、大人から何か与えることはしないのです。

そのため、子どもたちは日々自分のやりたいことを思う存分やって過ごしていて、それがゲームだったり友達と話したり、本を読んだり、外で遊んだり…
一見するとただ遊んでいるだけで学びはないように見えますが、このなんでもできる環境こそが鍵となっています。

その一日一日は遊んでいるだけのように見えますが、自分で自分の活動を決めるということは自由時間が無限にあるわけで、そんな日々を過ごしている中で少なからず“暇だな”と思うことが出てきます。

「暇だ」と誰かに言っても誰かがなにかを与えてくれるわけではありません。

そこで初めて“自分が何をしたいのか”、“自分は何ができるのだろう”と考えはじめます。

そうして、自分の意思を明確に持って考えて、自らの必要性を感じ自然に学んでいくというステップが出来ます。

自分のやってみたいことを見つけたり、普段はやらないことに取り組んでみたり、他の子がやっているのを見て自分も挑戦してみたり、様々な変化が生まれてきた子を私も実際にたくさん目にしてきました。

それに加え、スクールにはスタッフと呼ばれる活動をサポートする大人がいます。

スタッフから何かしてくることはありませんが、子どもからの「やってみたい」や「手伝ってほしい」というリクエストには可能な限り応じてサポートしてくれます。

誰しも最初からできることなんてなくて、経験や失敗を繰り返して学んでいきます。

ちょっと難しそうだなと思うことでも、友達と一緒にやってみたり、スタッフにサポートを頼んだり、部分的にやってみたり、それぞれのタイミング・やり方で、自由にカスタマイズしながら活動できて、

それをサポートしてくれる人や支えてくれる環境があるからこそ、やりたいことに思う存分取り組み、経験から数多くのことを学んでいくことができると感じてきました。


その一日だけを切り取れば、確かに学びがないように見えるかもしれない。
でもそんな何気ない日々の中にもたくさんの気付きや学びがあって、長い長い成長期にじっくり時間をかけて、たくさんの経験を全て糧にして生きる力を学んでいく。
誰に言われるわけでもなく、自分自身の力と責任で。

それがこの教育の学び方だと、私は考えています。

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さて、少し長くなりましたが、最初なのでこんなところで一区切りに。
ひとつの記事で的確に説明するのは難しいので、少しずつ掘り下げていければと思います。

やはり不特定多数の人に向けて分かりやすく、誤解のないように書こうとすると難しいですね。
今まで話すばかりで書くことはあまりしてこなかったので、これから少しずつ文章も書けるようになっていきたいと思います💭
次回の投稿もお楽しみに✨


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