自己紹介がてら……創作を必要とするあなたへ(後編):創作を本当に深刻な意味で阻むのは、いつも創作以外のものだった。【さらば、noteを書く理由(3)】
こんにちは、さらばです。
さて前回に引き続き、自己紹介がてら「ここでこんなことを書いていこうと思います」的な話になります。
前回のあらすじ
で、なにを書くの?
世の中には、物語づくりを職業にしたいひとのための書籍やWebがたくさんあります。
わたしもそういうコンテンツは好きなので、今までちょこちょこ読んできました。
内容として多いと感じたのは、以下のふたつです。
いい物語をつくるための創作論やテクニック。
いい物語をつくる上での心構え、精神論。
どちらも非常に大事だと思います。
でも個人的な考えとして、これらを書けるのは「成果を出してるひと」です。
そういうコンテンツが向かう先はおおむね商業的な成功ですから、ここでいう成果は主に売上、つまり売れる物語を世に出したひとです(立場が"クリエイターや作家"か"スタッフや編集者"か、といった違いはあってよいにせよ)。
わたしはどれにも該当しないので、(言うまでもないかもしれませんが)いい物語を書くための創作論および精神論を語るつもりはありません。というかわたしが教えてほしいっす。
ある意味わたしの"成果"と言えるのは、18年書き続けてきたことだけです。
だから前回も書いた、
「続けるためにはなにが必要なのか?」
「続けると、なにを得られるのか?」
みたいなことなら、ひとつの事例として語ってもいいんじゃないかと思っています。
続けること自体に、価値はある?
前回から数えると、"noteを始める趣旨"を書くだけで結構長くなってしまいましたね。
「自己紹介がてら、と始めたくせに早速前後編かよ……」
と、自分で思わないでもないですが、私生活でも「話が長い」とよく言われるのでもはや諦め……あ、いや、気を付け……たいなあ(願望)。
まあ、わたしもですね、
「苦節10年で大ヒット!」
みたいな文脈で語れるなら、もう少し説明もシンプルで解りやすくできると思うんですけれども。
現実は、
「18年間七転八倒!
何者でもないのにまだ続けるってよ!
ホワァイッ!?」
が関の山なので、すんません。
未だに挫折も葛藤もありますし、楽しいだけでは続けられません。
が、それも含めて
「続けること自体にも、価値はあると思うよ」
と語りたいですし、
「続けるためには、こういうことが必要だったんだ」
と、もし「とりあえず続けたい」と思っているひとの役に立つとしたら、伝えたいです。
ただし、当たり前のことを敢えて言うと、わたしは人生の正解を知りません。
自分の語ることが普遍的に正しいとはぜんぜん思わないし、自分にとってすら正解だと、確信を持って言い切れません。
しかもそれでいいと思ってます。
考えて、迷って、悩んで、選んで。
ときどき、偶然に助けられて。
まれに、偶然に踏みにじられて。
積み重ねたことで、いくつかのとても大切なものに巡り逢って。
奇跡とでも言いたくなるような連鎖で、それを失って。
ただ、いつも書き続けてきました。
正しいとか間違ってるとか。
ひとに認められるとか認められないとか。
商業的に成功するとかしないとか。
それらに全く興味がないわけじゃないけど、それよりも先に、書くことを優先させてきました。
このnoteで書くのは、そんなわたしの考えたことです。
それが誰かの役に立つのか、意味のあることなのか、あるいは誰もが否定したくなることなのかは解りません。
それを、わたしが一番知りたい。
今後具体的に書くのは、創作を阻むものとの付き合い方
ちなみに「続けるためには、こういうことが必要だったんだ」の中身について。
想像しづらいと思うので先に少し書くと、こんな感じを想定してます。
「え。創作関係ないじゃん!」
と思ったかもしれませんが、はいそうっす。直接的には。
けどわたしの経験上、創作を本当に深刻な意味で阻むのは、いつも創作以外のものでした。
誤解を恐れずに言うと、
「創作の周囲にある環境とどう向き合うか?」
が、長く続けられるか否かをいとも簡単に左右してしまいます。
それにもかかわらず、世の中では大抵、
「そこはひとそれぞれだから」
「各自でなんとかしてもらって……」
といった暗黙の了解で済まされ、その上に創作論や精神論があるように感じます。
「や、だってそんなレベルで詰まってたら創作なんて無理なんだよ」
という意見があるのも解りますし、きっと事実でしょう。
わたしがここまで書いてきたことは全て、見るひとから見れば低レベルかもしれません。
でもわたしはつくり続けたいんです。どうしても。
それにもし同じように考える方がいたら、やっぱりつくり続けてほしい。
昔、わたしの周りで創作をしていたひとの多くは、いつの間にか、いろいろな事情で、いなくなりました。
それ自体は必ずしも悪いことではありません。
けれどもその事実は、
「もしかして創作は、限られた才能や環境や世代だけのものなのか?」
とわたしに考えさせました。
んで、
「いやいやそんなことあるかーい!」
と突っ込み気味に思ったのが、今ここにいるわたしです。
とかなんとか書きながら、実はこのnoteをちゃんと続けられるかは半信半疑だったりします。
「note書いてたら物語をつくる時間がない……」
みたいになったら本末転倒ですし。
いやあほんと、仕事しながら創作しながらnoteを毎日更新するような方々って、一体どうやってるんでしょう?
……と、素朴な疑問を投げかけつつ、今回はここまで。
お読みいただきありがとうございます。
さらばでした!
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