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#エッセイ
好きを仕事にしても、幸せになれるとは限らない:『科学的な適職 4021の研究データが導き出す最高の職業の選び方』(1)【間違いだらけの読書備忘録(14)】
こんにちは、さらばです。 備忘録4冊目です。 鈴木祐『科学的な適職 4021の研究データが導き出す最高の職業の選び方』 要約サイトで本書の要約を読み、非常に興味深い内容だったので手に取りました。 本書のターゲットは就職・転職活動をするひと、あるいはキャリアプランに悩むひとだと思いますが、キャリア(≒生き方)に一片の迷いもないひとのほうが珍しいのでは? と考えると、ほとんど全てのひとにとって興味のあるテーマじゃないでしょうか。 わたしも例に漏れず、「趣味:戦略」を標榜し
わたしを「趣味:戦略」に駆り立てた1冊:『ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件』(6/6)【間違いだらけの読書備忘録(8)】
こんにちは、さらばです。 現在、以下の本について備忘録を書いています。 楠木 建『ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件』 1~5はこちら。 非合理な合理性を組み込む第5章"「キラーパス」を組み込む"では、ストーリー上の「起承転結」の「転」にあたる「クリティカル・コア」について書かれています。 この耳慣れない言葉である「クリティカル・コア」を、筆者はこう定義しています。 そして「クリティカル・コア」が「クリティカル・コア」として機能するための条件を二つ挙げていま
わたしを「趣味:戦略」に駆り立てた1冊:『ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件』(5/6)【間違いだらけの読書備忘録(7)】
こんにちは、さらばです。 現在、以下の本について備忘録を書いています。 楠木 建『ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件』 1~4はこちら。 誰になにを提供するのか第4章"始まりはコンセプト"では、ストーリーをつくるときの起点である「コンセプト」についての説明が行われます。 前回触れた「高く売るか、安く作るか、ニッチを狙うか」という点についても最初に考えるべき点なのですが、これはどちらかというとビジネスとしての「方針」に近いと思います。 誤解を恐れず俗っぽい言い
わたしを「趣味:戦略」に駆り立てた1冊:『ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件』(4/6)【間違いだらけの読書備忘録(6)】
こんにちは、さらばです。 現在、以下の本について備忘録を書いています。 楠木 建『ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件』 1~3はこちら。 三種類のシュートでゴールを狙う第3章"静止画から動画へ"から、筆者のいう競争優位性として絶大な価値を発揮する「戦略ストーリー」についての話が本格的に始まります。 第2章で語られたSPやOCという競争優位性そのものは単なる静止画であり、これに対して優れた戦略ストーリーは動画である、という話です。 個別のSPやOCといった静止
わたしを「趣味:戦略」に駆り立てた1冊:『ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件』(3/6)【間違いだらけの読書備忘録(5)】
こんにちは、さらばです。 現在、以下の本について備忘録を書いています。 楠木 建『ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件』 1、2はこちら。 競争優位性を語る上での前段第1章は「戦略とはなにか?」について書かれていたのですが、第2章"競争戦略の基本原理"は、「競争優位性とはなにか?」について書かれています。 本書のタイトルにもある本題は第3章からです。そこまでに166ページを費やすあたりが、この本の文脈の豊富さを物語っています。 第2章の内容について、まずはざっ
わたしを「趣味:戦略」に駆り立てた1冊:『ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件』(2/6)【間違いだらけの読書備忘録(4)】
こんにちは、さらばです。 現在、以下の本について備忘録を書いています。 楠木 建『ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件』 1はこちら。 戦略はバズワード本書の第1章、"戦略は「ストーリー」"を読んだ時点でわたしがしみじみ思ったのは、 「"戦略"というのはつくづくバズワードなんだなあ……」 ということです。 バズワードとは「もっともらしく使われるが、定義が曖昧な言葉」で、流行り言葉の大半がそうだったりします。例えば昔で言うとIT化とかCloudとか。IoTとか
わたしを「趣味:戦略」に駆り立てた1冊:『ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件』(1/6)【間違いだらけの読書備忘録(3)】
こんにちは、さらばです。 なんとここ2週間以上、自己紹介に類する記事しか書かなかったせいで、この「間違いだらけの読書備忘録」というテーマの記事はほとんど1ヶ月ぶりです。 しかもこれまで書いたのは「読書をする理由」「備忘録を書こうと思った理由」「書くスタンス」なので、実際に読書備忘録を書くのは今回が初めてです。 あ、もし前段にご興味のある方がいらっしゃいましたらこちらからどうぞ。 さて、1冊目として取り上げさせていただくのはこちらです。 楠木 建『ストーリーとしての競争