ブッラータ(Burrata)
イタリア原産のフレッシュチーズ。
水牛or牛の乳が原料、パスタフィラータ製法。
ブッラータは元々イタリア語で「バターを入れた buttered」の意味。
モッツァレッラチーズを作ったときの余りを有効利用できる方法として広まっていきました。
イタリア南部のムルジア地方(プッリャ州アンドリアあたり)の名産となっている。
※DOPを取得していない為、産地、製法などは厳密に決められていない。
その為、ブッラータっぽいものも多い。
本場のプッリャ州では手作りを重視し、アルティザン・チーズとして確立している。イタリア国内では、※PATに指定されている。
※DOP‥イタリア語のDenominazione di Origine Protetta(保護指定原産地表示あるいは原産地名称保護)
※PAT‥Prodotto agroalimentare tradizionale(伝統農業食品)
球状で中に生クリームと柔らかいフレッシュチーズが入っている。ほんのりバターの香り。
サラダ、プロシュート、トマト、オリーブオイルや、パスタによく合う。
(工程)
モッツァレッラチーズや他のチーズ同様、レンネットで暖かいミルクをカードにする。
他のチーズと違ってその後、熱したホエー(乳清)か少し塩の入った湯の中に入れた後、こねて延ばして望ましい形に整える。(パスタフィラータ製法)
熱いチーズが袋状になり、残りのモッツァレッラをその袋の中に入れ、生クリームを入れてから閉じる。
伝統的には出来たブッラータをアスフォデル(ツルボラン)の葉で包む。
アスフォデルの葉が緑であればチーズが新鮮。流通しているものは、ほとんどビニールに入っている。
(鮮度)
開封後24時間以内が美味しく、48時間が賞味期限と言われており鮮度が命のため、日本ではなかなか手に入れることができませんでしたが、最近は技術が進んだことで、手に入れられる確率も徐々に増えています。
北海道で生産されている物もあり通販や、成城石井などで見かけることもあります。しかし、イタリアから輸入してる物は、店頭に並ぶまでに賞味期限が切れてしまう可能性が高く、国内での流通量は本当に少ないです。
ぜひなめらかな口溶けを体験してみてはいかがでしょうか。
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