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【夏のトラブル祭り】スイスからベルニナ鉄道でイタリア国境超え

Grüezi!(スイスドイツ語でこんにちは)
わたしは夫のスイスのチューリッヒ駐在についてきており、現在ひとときのニートなスイス生活を送っています


ベルニナ鉄道(chur→tirano)に乗って、そのまま鉄道でイタリアのミラノに行きました。
イタリアに入った瞬間、トラブル続きだったのでせめてnoteでネタにして供養します。

スイスとイタリアを結ぶベルニナ鉄道に乗る

ベルニナ鉄道とはスイスのchur、st.moritiz、イタリアのtiranoを結ぶ鉄道で、見える景色がほとんど全部世界自然遺産に登録されている壮大な景色が見えるパノラマ列車。


せっかくスイスに来たなら、是非とも経験したいことの一つだった。



往復しての日帰りだったり、逆にイタリアから乗るということもできる。チューリッヒ在住の私は、ベルニナ鉄道のChurから終点Tiranoから電車でイタリアのミラノに行くことにした

赤い列車のベルニナ鉄道

下調べ不足による悲劇

全席予約席なので事前に席をSBBの(スイス国鉄)窓口で予約し、churから乗車。

1等と2等があって、1等のが高いので2等を予約。そして進行方向左側の席(ここが致命的なミス)を予約。

9月3週目の土曜日に行きましたが、まだハイシーズンで満席。スイスにしてはめずらしいくらいの混雑具合。


2等車は狭くて4人掛けの席で2席ずつ対面する形での席だった。


でも両側に天井まである大きい窓があるから、どこに座っても景色は見えるはず



…のはずが、私たちの席は車両の1番後方。隣が荷物置き場で右側の窓は全く見えない。


混雑してる上にみんな立ち上がったり、ずっと立っていたりするので余計に見えない。


ベルニナ鉄道自体が高いから、こんな微妙な席も全部同じ値段なのは、日本だったらクレーム発生する来レベルだと思う。


まあこれがヨーロッパクオリティなので仕方ない
日本クオリティを求めてはいけないのがヨーロッパ旅の鉄則なのです。

途中停車したアルプグリュム駅からの景色


乗る際は予約に注意⚠️

席を予約する時に注意すること。

進行方向右側で予約する。

きっと人生で一度しか乗らないと思うので、後悔のないよう1等車にする。

土曜日だから混んでたというのはあったと思うので平日ならまた違うかも。


これ以降、列車に乗るときは進行方向や席に気をつけるようになった。高い授業料でした。

イタリアに着いたら電車が動いてなかった。


終点のtiranoにつくとそこはもうイタリア。


電車を降りて爽快な気分になったのも束の間、
今日はミラノ行きの電車が動いていないらしい。
このだめだめな感じ、早速イタリアに来たんだなとイヤでも実感させられる。


代わりのバスが1時間後に来るという。
スタッフにミラノに直行で行くのかと英語で尋ねると、わかってるのかわかってないのかokokしか言わない。不安になる。

これは怪しいやつだと私の勘が言っていた。


バスにミラノ行きって書いてなかったけど、それしかないので乗った。
それでもバスが来たこと自体がえらいよイタリア。

tiranoはスイスとの国境で田舎で、交通アクセスの手段が全くない。早くtiranoから少しでも都会に行かないとここに宿泊するしかなくなってしまう。


バスに乗ってミラノではなく、モルベーニョという駅で降ろされる。

やっぱりミラノまで行かないんかーい。
バスにモルベーニョ行きって書いてあったからやっぱりモルベーニョに行くよね。

\\イタリア人ほんとテキトーすぎる//


Googleマップによると、マルベーニョからミラノまでは電車でいけるようなので、電車に着席して出発を待つことにした。

遅れるか止まるしかない電車

待つこともう20分、全然発車する気配はない。


バスも電車もスイスや日本と違って「これ中古の中古?」ってくらい年代物。


Googleマップで調べても特に遅延や事故の情報はないため、車内の様子や周りを見に行くと、


カーン!カーン!

電車のすぐ外から音が響いていました。駅に響く音としてはめずらしくない?


なんだろう...?!



電車のドアのすぐ外におばあさんが立っていた。そばで男性職員3人がかりで、電車の外側のドアに何か挟まってるのをカーン!カーン!と道具を使って取っているように見えた。


どうゆう事態?笑それ20分もやってるの?
おばあさんの何かが挟まったの?そもそも乗客に伝えるとかはしないんだろうか?


よくわからない状況で意味がわからなさすぎて
腹立たしいを超えて笑った。


おばあさんがどうなったのか結末を見てませんが、ほどなくして電車は出発。


途中で何度も止まるのがこわい。
電車は、とうとうミラノ直前で全く動かなくなりました。


度重なる一時停止と遅延のせいで、電車が混み込みでえらいことになってて、駅員に状況を聞くこともできない。


Googleマップだと、一応ミラノ市内に入っていた。なぜか駅に着いてもないのに、電車の扉が開いたので、脱出して地下鉄でミラノのホテルまで向かった。

終わりに

スイスからイタリア入った瞬間、the ヨーロッパな洗礼をたくさん受けた。
ヨーロッパの中でも、ダメ子ちゃんな扱いのイタリア。やばいとわかってるはずなのにいまだに驚くことばかり。
こうも適当だとイタリアもそろそろギリシャみたいに破産したりやばいのでは….?

まあこの後月1でイタリアに遊びに行ってるんだけどね。(イタリアのことやっぱり好きじゃん)

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