題名 「自分日記」
始まりは
いつだろうと
後ろを振り返る。
もう戻らない過去が
足跡と共に
記憶の中で広がっていく。
さまざまな思いを感じ
その心に翻弄されながら
笑って泣いたあの日。
それは今も続いて
道半ばに立っている。
若き姿を思い出し
今日と重なる自分の姿に
時の流れをしみじみ思い
歳を重ねた証が
刻々と残されていく。
見えぬ心を覗けば
数ある傷痕があるだろう。
都度乗り越えて
癒した心の痕となり
今も忘れない
留まる自分の過去。
消えぬなら
時折傷みを感じても
それで良いと
今の自分