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【激痩せ】で骨粗鬆症に!?:過度なダイエットが骨を蝕む

10代〜20代は骨密度を最大にするための重要な時期です。「激痩せ」を目指す過度なダイエットは、年齢が重なると骨折しやすく老けた体になってしまうことが知られています。今回は若い時期の過度なダイエットが骨密度にとって悪影響となり、将来の骨粗鬆症リスクが高まる可能性があること、若い時に綺麗な体づくりを目指すための適切な体重について説明します。

過度なダイエット=栄養不足が骨にも影響する

過度なダイエットや極端な食事制限は、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなど、骨の健康に必要な栄養素の不足を引き起こします。これらの栄養素は、骨の形成と維持に不可欠であり、その不足は骨密度の低下を招きます。過度な体重減少は、骨を強化する運動の能力も低下させる可能性があります。このような状況は、特に骨の成長と発達が続いている20代の若者にとって、深刻な結果をもたらす可能性があります。

健やかで美しい体を作るために若いうちからできること

  1. バランスの取れた食事: 骨の健康を維持するためには、カロリーばかり見るのではなく、カルシウム、ビタミンを豊富に含む食品を意識的に摂取することが重要です。乳製品、緑黄色野菜、魚など、これらの栄養素が豊富な食品をバランスよく取り入れましょう。

  2. 定期的な運動: 特に重量を持ち上げるような筋力トレーニングや、ウォーキング、ジョギングなどの有酸素運動は、骨密度を高める効果があります。10代のうちからしっかり運動する習慣ができていると外観が圧倒的に良くなります。本格的な筋トレは、男性ならバキバキに割れた肉体、女性はくびれのある体型を手にいれることができるでしょう。運動は骨を強くし、将来的な骨粗鬆症のリスクを減少させます。

  3. 健康的な体重の維持: 過度な痩せや肥満は骨に悪影響を及ぼします。フランスでは近年痩せすぎモデルの活動は禁止と法律施行されています。肥満度を示す体格指数(BMI)が低すぎず、健康体であることを証明する医師の診断書を提出するよう義務付けられているくらいです。それほど適切な体重を知ることが重要になります。まずは今の体重が多いのか少ないのかは、標準体重をみて考えましょう。BMIは22が標準です。

  1. 禁煙と節度のある飲酒: 喫煙と過度のアルコール摂取は、骨密度の低下に寄与します。喫煙は骨を作る細胞の活動を抑制し、骨の修復と再生のプロセスを遅らせます。また、アルコールの過剰な摂取はカルシウムの吸収を阻害し、骨密度の低下を引き起こす要因となります。健康な骨を維持するためには、これらの習慣を避けることが望ましいです。

まとめ


20代のうちから、バランスの取れた食事、適切な運動、健康的な生活習慣を心掛けることで、骨粗鬆症のリスクを軽減し、いつまでも若々しい体を保つことができます。重要なのは、短期間での「激痩せ」を目指すのではなく、長期的な視点で身体の内側から健康を築いていくことです。20代のこの貴重な時期に、適切な栄養と運動によって骨密度を最大化し、生涯にわたって健康な骨を維持するための基盤を作りましょう。健やかで美しい体は、一日にしてならず、日々の健康的な選択から作られます。


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