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車中泊避難 with ペット...作戦会議!

北九州市市民活動サポートセンター(サポセン) イノです。
昨日のサポセンでは、タイトルの作戦会議が行われました!

ペット防災に関する啓発に取り組む
NPO法人 ALL OK 犬部のみなさんが実際にペットを連れて、
一般社団法人九州防災パートナーズが開催する車中泊避難の実証実験に参加してみるため、その説明会がおけなわれたんです。

こりゃまたなんかおもしろそうな案件だと思って...(笑)
予定も空いたので隅っこでお話しを聞かせていただきました。
今日はその内容について盗み聞き?してて思ったことなど書いてみました!

一般社団法人九州防災パートナーズ

この法人は、今年6月にサポートセンターの日で発表いただいた藤澤さんが主催されている団体です。
地震・水害など自然災害等の被災地において、被災者ニーズに基づく様々な支援活動を行うことを目的として設立。

防災に関する様々な啓発・研修会などにも取り組まれています。

その九州防災パートナーズのみなさんが昨年度から精力的にとりくまれているのが、
車中泊避難の実証実験です。
昨年度は北九州市のほか別府市でも実験してみたようで、全5回の検証を行われているようです。

車中泊避難は推奨されていない…

これが実は、多くの自治体で推奨されていないんです。
理由の一つは
エコノミークラス症候群の危険性です。

熊本地震の際にも10名の方がエコノミークラス症候群によって亡くなられたとのことです。

狭い中でずっと同じ姿勢でいることは確かにそのリスクが高まりますよね。
体調等にもよりますが、2時間くらいでなってしまうこともあるようです。

(回避するためには、充分な水分補給と運動、また、足をあげて横になれる環境の確保が重要とのことです。)

確かにそういうリスクが伴うことを考えると
自治体としては、車中泊避難しましょう!っていうような推奨はむずかしいのか…って思います。

もう一つの理由が、
避難者の把握が困難になるということ
確かにバラバラにどこかしこで車中泊避難されたりしたら、自治体として、いったいどれだけの方が避難しているのかなどの把握は困難ですし、必要な支援を届けるのも難しくなりますよね…

推奨できないのにはそれなりに理由もあるんですよね…

車中泊避難のメリット

反対にそのメリットとして考えられるもの以下のような感じです。

感染予防
確かに、東日本大震災の直後に、釜石市の避難所の応援で行った経験があるのですが、いまでいうと確かに密でした…
現状、避難所も個人個人のスペースを広く保つこととされていますが、その分受け入れ可能な人数も少なくなってしまっているんです。

そういったことを考えると、車で世帯ごとに避難するというのは感染予防という見地から見ると大きなメリットがある気がします。

プライバシーの確保
避難所ってプライベート空間なんてないですよね
それに引き換え、車だとそこは多少はクリアできそうです

温度や湿度(暑さ/寒さ)
この感じ方って個人差ありますよね
また、小学校の体育館とかって冷暖房とか入ってないですからね
これも車だとクリアできますね!

防犯
避難所では、これも大きな問題になるようです。
窃盗とか、盗撮とかも含めてですね。
鍵がかかるクルマだと安心な部分ってありますね

におい
においが原因で体調不良を訴えることになる方もいらっしゃるかと思います。
嫌な臭いや慣れないにおいなんかが与えるストレスも確かにありますよね。。。

ペットのこと
これは、今回の本題ですね。
体育館みたいな避難所に、ペット連れ込まれたりしたら、犬嫌い、猫嫌いみたいな方々やアレルギーをお持ちの方はどうでしょうか?

でも飼い主にしたら、日頃室内で飼っているペットをいきなり、外につなぎなさいとかゲージに入れて外にだしておいてください。。。って言われてもって思うでしょうね。

日頃から多少慣れさせておけば、車に乗ることくらいは、犬や猫はできるんじゃないですかね。。。
そう考える飼ってる人も飼っていない人にとっても車中泊っていうのは良い選択肢のような気がしますね。

こんなところを考えると車中泊避難というのは、大規模災害等が起こった場合には、有力な避難方法の選択肢の一つになりうるように感じました。

実際に私の熊本の友人も
地震直後に連絡したときは、とりあえずは余震も怖いので車にいる。。。
って話をしたことも思い出しました。

車中泊避難避難所withペット...

このような車中泊避難によるメリットはだれもが納得すると思います。
エコノミークラス症候群や、避難者の把握に関するリスクを回避するために検証とかさねられて、九州防災パートナーズで考えられているのが、
車中泊避難所という考え方。

パーソナルスペースの確保
そのための駐車方法
車中泊避難所に必要な機能
避難者が守るべきルール

などなど様々な面から考えられています。

文字まで見にくいかもしれませんが…
こんなにいろんなこと考えてる
ことが伝わるかな……

そこに今度はペットという要素が加わるとどうなるのか?

受付対応…
ゾーニング…
糞尿の対応…などなど
車中泊避難所の運営の面から気を付けるべき点も多くなってくると思います。

ALL OK犬部の皆さんは、実際に他都市で行われた、別の団体主催の車中泊避難訓練に参加したこともあるようで、いろんな提案や、犬の特性などのお話しもされてましたし、話はすごく盛り上がってました!
藤澤さんたちもいろんな気づきがあるだろうと想定されていましたよ!

長くなってきたので…
まだまだ大事なお話しもたくさんあったのですが今日はこの辺で!

もちろん今回の検証会お誘いいただいたので、私も可能な限り参加させていただきたいと思ってますし、その様子もまたお伝えしたいと思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

イノ




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