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これからの北九州市の中間支援組織をデザインしてみる!

北九州市市民活動サポートセンター イノです。
昨日の夜は、中間支援に関する学習会を開催しました!
今日はその振り返りです。

広く広報する前から予定人数に達していたあの学習会です…笑
結構楽しみにしてたんですよね

また、いつものセミナー主催者という立場よりも、一参加者としての参加です。
ちょっといつもと違う入り込み方ができるのも楽しみな要因の一つだったと思います!

結果として、20名の参加となり、途中から話も盛り上がり、延長戦に突入するという我々主催のセミナーや講座ではなかなかない状況になりました。

それだけみなさん熱がこもった会になったのではいないかと思います。

講師と参加者

講師をお受けいただいたいのは、
NPO法人市民活動センター神戸の理事・事務局長
公益財団法人 ひょうごコミュニティ財団 代表理事
を務められいて、30年近くNPOの支援を行う中間支援業務に携わってこられた実吉威さんです。

経験も豊富ですし、全国的にみても非常に珍しくなっている、完全民営の中間支援組織の運営をされていらっしゃる方です。

参加者はというと、北九州市内で活躍される。
ベテランの NPO法人の方々をはじめとして、
コロナ禍以降、あまり動けていないようですが、
長く北九州市のNPO界隈のネットワークを築いて来られた

北九州NPO研究交流会のみなさん

中間支援的な動きをしている民間団体

一般社団法人ソシオファンド
ソシオファンドの代表、菅さんの最近の投稿です↓

半官半民で中間支援的な動きのある
北九州ESD協議会の皆様、

また大学の研究者の方々

ちょっとこちらが引いてしまうくらい
すごいメンバーでの学習会となりました…😅

公設公営のサポセンだけでは
できないことばかりですが、
これだけの方々の知見が結集して、
束になって動けば、ムーブメントというか動きというか絶対に面白い事が起こせるな!って
おもいましたので、かなりワクワクしながらの参加でした。

改めて私達のような実務的に動くメンバーも含めて、北九州の中間支援について集まってお話しをさせていただく機会はなかったのではないかと思います。

すごく画期的で、有意義な会ができたのではないかと思っています。

一緒に企画いただいた、GGPジェンダー 岩丸さん
NPO研究交流会事務局  大石さん、そしてご参加いただいた皆様にホントに感謝です。

中間支援のmenu

さてさて…内容についてですが…
最初は講師を務めて下さった実吉さんから、中間支援とは?というところについて1時間ほどお話しをいただきました。

改めて、中間支援の役割とか、我々に足りていないものとかを見直す良い機会になりました。

中でも印象深かったのは、実吉さんにお示しいただいた中間支援のメニュー表です。
相談、情報発信に始まり、
交流、調査研究、政策提言などなど15項目…

あとの延長戦で、ご参加の方からの指摘で気づいかされましたが、これってまだ細分化されそうでした。

盛りだくさんすぎる・・・・とてもじゃないけど、サポセンでは荷いきれない…って感じです。

とはいえ、やろうとしていることの方向性については、そんなに間違ってはいないような感覚もあったりもしました。

とにかく、これに沿って自分たちのことをやっていることを見直すよいキッカケにもなりましたし、改めて整理が必要かと感じました。

中間支援に関する状況


全国的に見たときに公設公営のうちのような中間支援機関って少ないんですよね…どういった形式が多いかというと、半官半民というか公設民営っていうパターンですよね。

ちょっと聞いた感じだと、すごく理想的な形態のように感じると思います。
少し前までの私もそうでした。

公設公営でやるよりも、柔軟性に長けていて、私たちよりも寄り添った支援とかすごくやりやすいだろうな…って思っていました。

実吉さんからの話では、これが意外と違うんですよね…
この公設民営のパターンの場合、主な財源は行政からの委託費・補助金
指定管理料 などになります。

しかし、この部分ってすごく今厳しい状況です。

こういった場合、そこで働く職員の給与ってそんなに高く設定されなくなります。
そこで長く働いたところで、昇給もほとんどできない。
その人が家庭をもって家族を養うほどの給料も支払えない。
そんな感じだと、育成なんて難しいですよね。
専門家なんて育たないですよ。

とのこと。。。民間ならではのノウハウがあっても、それがうまく発揮できていない状況にあるようです。

その点うちは公設公営なので、それなりにできるはずなんですが、皆さんご存じ人事異動!という制度により専門家の育成が阻まれる…
ってパターンですよね。

じゃぁどこに専門家が…?結局北九州市の場合、現場やってる法人さんたちの力を結集するしかないだろうな。。。って感じています。

もともと公設公営の私たちでは圧倒的に経験不足だし、専門性に欠けるということから、長年NPOで活躍してこられた方々と対話しながら、何か生み出していこうみたいなところから始まったのが、「さぽのよる会」なんで

個人的には、うちの方向性は間違っていないかな・・・なんて考えも浮かんでいました。

実吉さんのお話しを聞いてみての私の感想はそんな感じでした。
また振り返りシートを参加のみなさんに送っていただくようになってるので、皆さんがどんなふうに感じたか楽しみにしておきたいと思います。

続きまーす!

もう長くなったので、残りは明日以降にします!
この後、グループワーク、質疑からの延長戦…
まだまだいろいろ気付きがありましたので…

今日も最後まで読んでいただきありがとうございましたー


イノ

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