見出し画像

組合せ無限大の「フライパンでオイル蒸し」で、心の安定は保たれる

おいしいごはんを食べるのが大好きだ。人から「ここがオススメ」と聞けば、すぐさまブックマークして、最寄り駅で打ち合わせや取材があるときには必ず立ち寄るよう段取りする。ではあるけれど、毎日おいしいお店を食べ歩きたいかと聞かれると、いろんな状況(子どもがいる、そして今はコロナも)は置いておいても答えはノーだ。

だって私は、週に半分は家でごはんを作って食べないと、心も体も安定しないから。

といっても、一汁三菜を作るわけでもなく、ハンバーグ、とか唐揚げ、とか立派な名のついた料理でもなく、たいてい「名も無い蒸し物」。あえて名をつけるなら「フライパンでオイル蒸し」、かな。今、考えてみた。この「フライパンでオイル蒸し」が多いときで週7日、食卓に登場する。

それはどんな料理なのかというと「フライパンに家にある野菜やきのこ数種類を敷き詰めて、上にタンパク質を置いて、『調味料』を入れて『油』をまわしがけて、水を適当に入れて蒸す』」。以上です。

これが、組合せ次第でどんな料理にもなる。

1)野菜を何にするか
葉物(キャベツや白菜、小松菜、ほうれん草)多めにするか、根菜(にんじん、じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ)多めにゴロッとさせるか。切り方も大きめに切るか、薄くスライスするかで全く別物に。頻度が多いのは、にんじん、たまねぎ、キャベツ。冷凍かぼちゃも便利。

2)タンパク質を何にするか
出番が多いのは、旨味が出る鶏手羽元。あとは豚肉の切り落とし、ソーセージも頻出(どれも生活クラブのもの。美味しい)。その他、ベーコンブロック、鶏もも、豚ブロックをカットしたもの、もちろん牛肉も(高いし、あんまり買わないけど)。ラム肉でやっても美味しかった。あと、サーモンやタラなども。豆腐もよし。

3)調味料は何にするか
一番多いのは、塩をパラパラとするだけ。あとは味噌やしょうゆ&みりんも。子どもと取り分けするようになる前は、もっともっといろいろ使っていて、カレー粉、いろんなハーブソルト、クミン、コチュジャン、五香粉等々いろいろハーブやスパイスを試して気分を変えて楽しんでいた。にんにくや生姜をたっぷり入れたりも。塩もいくつか揃えていると楽しい(スモークソルトとか)。

4)油は何にするか
そして、これもわりと大事。洋風に仕上げるときはオリーブオイル、和風にするときは米油、あとごま油も。ごま油にすると、だいぶ風味も変わる。バターもいい。実は、以前は油無しで水だけで蒸していたのだけど、油を入れるようになってからの方が、断然旨味が増した。

ということで、「フライパンに家にある野菜やきのこ数種類を敷き詰めて、上にタンパク質を置いて、『調味料』を入れて『油』をまわしがけて、水を適当に入れて蒸す』」このフォーマットにのっとれば、1)× 2)× 3)× 4)の組合せ次第で、バリエーションは無限大。どんな料理にでもなる。

これは、ラム肉を使ったときのもの

これは

画像1

これはベーコンブロックで。じゃがいもも厚めにスライス。

とりも

画像2

鶏もも肉を味噌味で。

画像3

ついでに、今日は寒いからスープが飲みたいな〜とか、思うときは最後に入れる水をたっぷりにすればいいのだ。そしたら、スープに仕上がる。

ちなみに、玉ねぎとにんじんなど根菜を2種類ほど毎回入れれば、だしの素とかコンソメのような出汁の類はまったく入れなくても個人的には旨味は十分。1歳8ヶ月の子とも取り分けできるのも助かるところ。最近はそのため薄めに仕上げるので、取り分けた後に調味料を足したり、ポン酢(旭ポンズが好き)につけて食べたりしている。

ホットクックに惹かれつつも、やっぱり踏み切れないのはこのフォーマットが簡単で万能すぎるから。

ちなみに今晩は、1)玉ねぎ・にんじん・キャベツ・じゃがいも 、2)鶏手羽元 、3)塩、4)米油の組合せに、水を多めに入れてスープも楽しみました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?