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見つめる日々

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世界と自分とを、見つめ続けた「私」の日々綴り。陽光注ぎ溢れる日もあれば暗い部屋の隅膝を抱える日もあり。そんな日々を淡々と見つめ綴る。
クリシュナムルティの日記やメイ・サートンの日記から深く深く影響を受けました。紆余曲折ありすぎの日々…
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2020年4月の記事一覧

2004年06月09日(水)

 夜気が冷たい。大気が全身しっとりと濡れている、そんな気配がする。そして、窓のそばに立つ…

2004年06月08日(火)

 日曜日に娘と作ったティッシュペーパーのてるてる坊主四つ、今夜も窓の外、風に揺れている。…

2004年06月07日(月)

 土曜夜半から、雨が一心不乱に降っていた。ついさっきまで。それは、見惚れるくらいに充実し…

2004年05月28日(金)

SYへ 仕事忙しいのに手紙をありがとう。いろいろ面倒かけちゃってごめんね。ほんと、嬉しい…

2004年05月27日(木)

 暗い場所から突然夏日に晒されてうろたえる。海風がびゅるると私の首筋を吹き抜け、背中や腰…

2004年05月25日(火)

 午前四時。開け放した窓から、闇色が薄らいでゆく空を見上げる。毎日毎日、薄らいでゆく時刻…

2004年05月24日(月)

 朝一番に窓を開ける。見やると、どんよりとした鼠色の雲が空一面を覆っていた。溜まった洗濯物を干してはみるけれど、どうにもしっくりこない。  風はずいぶんと弱まり、通りの樹々の葉がちらちらりと揺れるばかり。排気ガスにいくらまみれても、そうやって揺れる緑葉の、心の内を、ふと覗いてみたくなる。  日曜日。娘を喜ばせようととある場所に出掛ける。私たち二人にとって初めての場所。一体どんな反応が返ってくるのだろう。どきどきしながら彼女と電車に乗り目的地へ。  「ねぇママここ何処なの?」「

2004年05月23日(日)

 樹にも年齢がある。年輪というものがそれを示している。  でも、その年輪よりももっと、樹…

2004年05月18日(火)

 今夜もまた真夜中に目を覚ます。この数日、まともに眠った覚えがない。だから今日はきっと朝…

2004年05月15日(土)

 真夜中の闇。開けた窓の向こうからは、通りを行き交う車の音が微風に乗って流れこんでくる。…

2004年05月12日(水)

 真夜中、いつものように目が覚めたので起き上がる。もしかしたら起き上がらずにもう少し布団…

2004年05月10日(月)

 真夜中に繰り返し目を覚ます。このところ、真夜中に目を覚ます時、必ず激しく咳き込んでいる…

2004年05月08日(土)

 窓ガラスにもたれかかると、すぐに背中があたたまる。いや、あたたまるどころか、暑くなる。…

2004年04月28日(水)

 嵐の後、空を覆っていた厚い鼠色の雲が突然、ぱっくりと口を開ける。その瞬間、目の前に現れる空を見上げる、この爽快さ。もう、どうにも表現しようがないほど、私の心は至福に満たされる。おのずと両腕が空へ伸ばされる。眩しさに思わず目を閉じても、私の瞼を容易に通り越して、光は私に降り注ぎ、そして私の体は光と青とで満たされてゆく。  そして。じわじわと、じわじわと、私の奥底から、エネルギーが滲み出してくるのを私は知る。石と石の間から僅かに滲み出す涌き水のように、それはとてもゆっくりと、で