2004年04月28日(水)
嵐の後、空を覆っていた厚い鼠色の雲が突然、ぱっくりと口を開ける。その瞬間、目の前に現れる空を見上げる、この爽快さ。もう、どうにも表現しようがないほど、私の心は至福に満たされる。おのずと両腕が空へ伸ばされる。眩しさに思わず目を閉じても、私の瞼を容易に通り越して、光は私に降り注ぎ、そして私の体は光と青とで満たされてゆく。
そして。じわじわと、じわじわと、私の奥底から、エネルギーが滲み出してくるのを私は知る。石と石の間から僅かに滲み出す涌き水のように、それはとてもゆっくりと、で