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病めるときも健やかなるときも

結婚に対する考え方は
昔に比べたら多様になってきている。
結婚こそ女の幸せ、なんて言うつもりは
さらさらない。

けれど、今回ばかりは
ほんとに結婚してよかったなぁと
思わずにはいられなかった。


結婚する大きなメリット。
それは、
「体調が悪いとき、助けてもらえる」
これに尽きる。


独身で一人暮らしをしてた頃も、
何度か入院したことがあるが、そのときは、

めちゃくちゃ具合が悪くなってから、
一人で病院に行き、

入院と言われても何の準備もないので
息も絶え絶えになりながら、
タクシーで一瞬だけ家に戻り、

(ふらふらになりながら部屋から必要なものをかき集めるので、まるでに強盗に入られたような状況になり)

タクシーで病院に戻り、やっと入院に至る。

という流れだった。

特に仲が悪いわけではないが、
両親は遠方に住んでるので頼ることもできない。
でも、何度かこういうことがあると
慣れっこになって、
自分の心も強くなっていったなと思う。


でも、今回は、私は結婚している。

救急外来に行くのもタクシーではなく夫の車だったし、病院に着いたら、具合が悪い私の代わりに問診票も書いてくれて、ずっと背中をさすってくれた。

入院が決まったら決まったで、先生の話を聞いて、入院の書類を書いて、一旦家に戻り荷物を持ってきてくれた。


家族として当たり前のことなのかもしれないが、
なんと、なんとありがたいことか。

両親の仲があまりよくなかったので、結婚に夢を持てず、結婚したら自分は不幸なると信じていた頃もあった。
でも、結婚は人それぞれだ、と今なら言える。

幸せになるか不幸せになるかは
自分が結婚してみないと、わからない。

もちろん、私の夫の本性はまだ、わからない。
未だに知らないこともあるだろう。


でも、少なくとも
病める時も健やかなる時も
妻を敬い、慈しんでくれることは
わかったのであった。

(でも、貧しいときはどうかわからんなー。笑)



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