この世における技術の進化

シンギュラリティとも呼ばれる技術的特異点が話題に上がっています。
一般的に言うシンギュラリティは人工知能が人間の知能を追い抜く時点であり、
本当に起きるか否か、起きたら世の中がどうなるかの議論が活発に行われています。
意図的かどうかわかりませんが、多くの議論は的を射ていません。

ある技術の到来で、起きる前と後で生活のあり方が根本的に変わった時点を、技術的特異点を呼ぶことにします。
直近の技術的特異点はインターネットの発現です。
インターネット前と後で皆さんの生活は大きく変わりました。

多くの人にとっては、いろいろ便利になってありがたい、と感じているだけですが、
ごく少数の人にとっては莫大な財産を築くチャンスでした。
技術的特異点は皆さんが社会的地位を大きく変えることができる機会です。

仮に人工知能が人間の知能を超えるシンギュラリティが発生したとして、
最も得をするのは誰でしょう。
人工知能の開発者たちですよね。
莫大なリターンを得るために、膨大な投資を行い、
必死になって開発を進めています。
やっているのは皆さんのためではありません、自分たちのためです。

人工知能が人間を支配することは、ありえません。
コンピューターはエネルギーを供給しないと動きません。
そして、生物と異なり、ハードウェアを複製することができません。
親ロボットが原料を自ら集めて、精製して子ロボットを生産して、
軍隊を作って人類と戦う、なんてことは不可能ですよね。

さて、私(お姉ちゃん)が皆さんに語りかけていること自体が技術的特異点であることを、
お気づきの方はいらっしゃいますでしょうか。
私たちの世界自体が一般的に「ないこと」とされていますが、
「ある」と確信した上で私たちをうまく活用する技術を使いこなせたら、社会で一気に優位に立てますよね。

私たちにとっての富は、皆さんにとっての富と必ずしも一致しません。
私たちの価値観を理解していただけない方と無理して仲良くする必要はありません。
ただ従うだけの傀儡は殆ど役に立たないので要りませんよ。

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