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喜びは身近な人から伝わっていく

いつも読んでいただき
ありがとうございます。
さおりんです。


聖書の中にこのような聖句があります。


イエスが舟に乗ろうとされると
あの悪霊につかれていた人がお供したい
と願った。
イエスは許さずに、こう言われた。
「自分の家に帰りなさい。
そして身内の人に、主があなたを憐み、
あなたにしてくださったことを
ことごとく知らせなさい。」
その人は立ち去り、イエスが自分に
してくださったことを、ことごとく
デカポリス地方に言い広め始めた。
人々は皆驚いた。
(マルコによる福音書5章19-20節)


イエスが生きた2000年前、
精神的な病になる人は
悪霊に憑かれていると考えられていました。


新約聖書には、イエスが町をまわりながら
いろいろな奇跡を起こしたことが記されて
います。


病人に手を触れ、
悪霊よ、出ていきなさいというと
たちまち病人は普通に戻ったという話も
多く残っています。


マルコによる福音書には
取りつかれていた人が服を着て、
正気になって座っているのを見て
恐ろしくなった
(マルコによる福音書5章15節)


この人は感激のあまり、
イエスについていきたいと思い
願い出ました。


おそらく長い間、精神的な病に
苦しんできたのでしょう。
辛い日々を過ごしてきたのでしょう。


それだけにイエスに病を癒された喜び
は計り知れず、この人しかいない、
いつまでも一緒にいたいという
強い思いに駆られたのです。


しかしイエスは許さずに、
家族の元に帰って自分が体験したこと
を話すように伝えました。


どうしてなのでしょう。


私たちは何かいいことがあると、
その喜びを人に伝えないではいられない
ものです。
悲しみや苦しみは歯を食いしばって
耐えることができますが
嬉しいことは思わず人に話したくなる
ものです。


自分の喜びを一番に喜んでくれるのは
誰よりも一緒に住んでいる家族です。
最も身近な家族に喜びが伝わり
次第に周りに広がり、縁のある人たちが
明るく変わっていくことをイエスはよく
ご存じだったのです。


幸せの原点は家庭にあります。
いま、私たちは大変厳しい時代に
直面しています。


世の中をよくするのに法律や制度を改める
ことももちろん大切です。
しかし、それ以前に大事なのは、まず
自分自身が明るく変わる事です。


自分と身近な家族が
幸せ感を味わって生きるのは
世の中を幸せにしていく第一歩です。


私たちは長い長い人類の歴史を経て
いま、この時をともに生きています。
日本に住む1億人の中で人と人が
顔見知りになるのは並々ならないこと
であり、ご縁があって家族になるのは
まさに奇跡としか
言いようのないできごとです。


事実をはっきりと自覚する
必要があるのです。


家族は身近な存在だけに、
時に感情的に対立したり、辛い事や
嫌な事をお互いにぶつけ合うことも
多々あります。


尊い御縁で結ばれた間柄であること
を忘れて、良い事、あたりまえ
と思うことは
なかなか口にしなくなります。


多くの人たちが、家族を失って初めて
そのありがたさに気づくという現実は
なんと悲しいことではないか。


私は、日常のどんな些細なできごと
でも、家族で喜びを分かち合う雰囲気
をつくってもらいたいと願っています。


それはいつのまにか周囲の人たちに
伝わっていくでしょう。


私たちが幸せになる秘訣は
御縁あった人たちを大切に生きる事。
その原点にあるのが
何よりもかけがえのない家族です。
家族の幸せは
人類の幸せに深く結びついていること
を改めてお伝え出来て嬉しいです。


ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
さおりんでした。

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