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「もし家を出たあとに、連絡帳を忘れたことに気づいたら、どうする?」
昨日の学校の帰り道、コリスにたずねた。

今日は、一昨日書いたnoteの続きのお話。

どうしてもクリームパンが食べたくなって、近所のパン屋へ自転車を飛ばしたら、ちょうどコリスの下校時間と重なった。自転車を引いて一緒に帰ることにした。

「連絡帳を忘れたら、じゆう帳に書いとくよ。だってママに昨日新しいじゆう帳買ってもらったばっかだし」
嬉しそうにコリスは答えた。

「ああ、そう。連絡帳じゃなくてもいいんだね」

たまたま昨日スーパーで自由帳を買っていた。方眼メモリがついた自由帳がいいというので、69円の水色のノートを買った。
真っ白ではなく薄い方眼メモリのついたノートに、コリスはマイクラの世界のような絵を描いて楽しんでいる。

コリスの答えから、「連絡帳=何としても持っていかなければならないもの」ではないことがわかり、昨日忘れた連絡帳をとりに帰った女の子に思いを馳せる。

これまでに、忘れ物をして怒られたことがあるとか、忘れ物をする自分がイヤだとか、これまで忘れ物をしたことがないとか、あるのかもしれない。

日々の暮らしの中で、身近な大人たちがどう生きているのかも影響するのかもしれない。

忘れ物だけではない、あちゃーやってしまった案件など、大人自身が「失敗」を子ども見せれているだろうか。「失敗してもなんとかなる姿」を見せれているだろうか。

子どもの前で完璧であろうとしているだろうか。そんなの無理だけど。

自分の失敗を許しているだろうか。
子どもの失敗を許しているだろうか。

昔、フルーチェがうまく注げないコリスの尻拭いをしまくっていたら
「もう、ママ。失敗もさせてよ」
と“ハッとする言葉”をもらったことがある。

うまくやるように、うまくやるようにと子どもをお膳立てしていないだろうか。
フルーチェをこぼしたっていい。
忘れ物をしたっていい。
そのとき、そのあと、どうする?を考えたらいい。

自転車に乗ってスーパーに行ったことを忘れ、鍵もかけない電動自転車をそのまま駐輪場に一週間放置して盗まれても。
自転車でパン屋に行った帰りに家の鍵を落として、コリスが帰ってきても家に入れず、パパが帰ってくるまでお友達の家にお世話になっても。
なんとかなって、なんとかして、元気に生きている。

子どもにイラつくときは、決まって自分にイラついているとき。
自分のやっちまったを面白がることができたら、人にも優しくなれる。
自分に優しく、コリスに優しく。




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