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今やっていることが何になるのか。自分はどこに向かっているのか。そこは考えなくてもいいと、改めて思った。

それよりも、今楽しくてやっているのか。もっともっとその道を追求したいと思えていることをやっていたい。

会社員の時は、3年先の自分をイメージして、そこから逆算して今できること、これからできるようになりたいことを数値指標で設定して、動いていた。今、苦しい状態なのに、3年先の楽しそうな自分なんてイメージできなかった。このまま3年やり続けた先に、明るい未来はあるのだろうか……と途方に暮れた。

大事なのは「今」だ。
今苦しい思いをして、先々明るい未来が待っているーー
あるのだろうか。あの時、苦しんだから今こうして楽しくやっていられる。と、いうときの「苦しさ」には、「楽しさ」がある。

本当に苦しいのなら、続けない方がいい。
その苦しみの先には、明るい未来はなく、苦しみへの耐性ができて、苦しみに鈍くなった自分がいる。

苦しみに鈍くなった自分は、「楽しみ」にも鈍くなっている。
自分は何をしている時が、楽しかったんだっけーー
理由を見つけては、自分を騙しだまし苦しみに耐え抜いた結果、本来の自分が何が好きな人だったのか、何を楽しいと感じる人だったのかがわからなくなってしまう。

2年前の自分はそうだった。
仕事が嫌いだったわけではない。好きな仕事を思いっきりやれないことが苦しくてたまらなかった。

好きなことを思いっきりやりたい。
今の仕事ではできない。同じ仕事で会社を変えても同じことになる。そう思って前の仕事を辞めた。
働き方も、生き方も再構築だ。

何が好きなんだ、何が楽しいんだ、自分は。
自分に言い聞かせていた言葉ではなく、自分の内なる声はなんと言っているのか。その声が聞こえてくるまで、長らく時間を要した。

自分の声は身体の奥の奥、つま先くらいまで追いやられていた。
でもまだ、残ってはいた。

言葉にならない感情があって。
なんとなく面白そうって感覚に任せて行動しているうちに、だんだん、好きなこと、楽しいことが、行動として見えてくるようになった。

言葉はそのあとでいい。
今やっていることが好きなこと。
一緒にいたい人が好きなひと。
行きたいところが好きな場所。
考えて動くのではなく、身体が心が動いた方を考える。

その人のことを言葉で伝えたい。
近くにいる人にしか伝わっていない、その人のことを言葉にすることで、たくさんの人に伝えたい。

話を聞いて、書いて、体験して、記事を掲載してもらう。もらえるお金が少なくても、楽しくて仕方なかった。そうして、一つひとつのdotsを打っていく。何年も前の記事でも、その記事を読んでくれる人がいる。見つけて、声をかけてくれる人がいる。今、やっていることは、一つの点にすぎなくても、どこかを目指していなくても。

つなげて行った時に、いろんなカタチになる。
その日を楽しみに、というよりも、今を思いっきり楽しんでいく。

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