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「わたしの本棚」に飾られている私。

以前(2/24)本棚(書庫ちゃん)を作った話をしました↓

昨日(3/23)一ヶ月ぶりに、友人に手伝ってもらって、その手作り本棚に本を並べました。あっという間に前後2列に整列した本達に合掌🙏

やはり仏教関係の本が断然多くて、あらためて仰山買うとるなと感慨しきり。全部読みきった本は十分の一以下やと思います。

小説なんかは結構捨てしまいましたが、どうしても捨てられない絵本「月のウサギ」が見つかりません。これは子供の頃に一番泣いた絵本でした。

ウィキペディアで「月の兎」を検索してみました。

月になぜ兎がいるのかを語る伝説にはインドに伝わる『ジャータカ』などの仏教説話に見られ、日本に渡来し『今昔物語集』などにも収録され多く語られている。その内容は以下のようなものである。

猿、狐、兎の3匹が、山の中で力尽きて倒れているみすぼらしい老人に出逢った。3匹は老人を助けようと考えた。猿は木の実を集め、狐は川から魚を捕り、それぞれ老人に食料として与えた。しかし兎だけは、どんなに苦労しても何も採ってくることができなかった。自分の非力さを嘆いた兎は、何とか老人を助けたいと考えた挙句、猿と狐に頼んで火を焚いてもらい、自らの身を食料として捧げるべく、火の中へ飛び込んだ。その姿を見た老人は、帝釈天としての正体を現し、兎の捨て身の慈悲行を後世まで伝えるため、兎を月へと昇らせた。月に見える兎の姿の周囲に煙状の影が見えるのは、兎が自らの身を焼いた際の煙だという。

ウィキペディア(強調は筆者)

ストーリーは昔ながらのものですが、どこが泣けたかと言えば、自分には何も与えるものがない、だから僕を食べて下さいという優しさの極みに、泣けて泣けて仕方なかったのです。

同じように、インドの仏教説話で貧しい家(シュードラ階級)の少女が、ブッダに何も差し上げるものがないので「私は五戒を守ります」と誓った話など、思い出すたびに胸が熱くなります。(その本も見当たらない T_T)

「月に昇ったウサギ」を自分なりに絵本(PDF)にしてみました↓

✅わたしにも、きっとできることがある。

それをいつか、いや死ぬまでに、いやなるべく早く、わたしの本棚にそっとはさんでおきたいと思っています。

昇天した兎を抱いている観世音菩薩(ラストシーン)

弘誓深如海ぐうぜいじんにょかい 歴劫不思議りゃっごうふしぎ 侍多千億仏じたせんのくぶつ 発大清浄願ほつだいしょうじょうがん
(観音経偈文の一部)
ご覧頂いてることに厚く御礼申し上げます。
念水庵 正道


「月のウサギ」の1シーン


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