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平常心是道:仏道の根本精神

わたし自身に贈るメッセージ「過去の私へ」

平常心の意味

「平常心是道」という言葉は、仏教の教えの中で非常に重要な意味を持ちます。平常心とは、日常生活において平穏で安定した心の状態を指します。喜びや悲しみ、怒りや不安などの感情に左右されず、どんな状況でも心の平静を保つことが求められます。

平常心の難しさ

平常心を保つことは簡単そうに見えますが、実際には非常に難しいことです。日常のささいな出来事や他人の言動に心が揺れ動くことは、誰にでも経験のあることでしょう。しかし、仏教の教えでは、これらの感情にとらわれず、自分の心を平静に保つことが修行の一環とされています。

仏教における「道」:bodhi

仏教における「道」は、真理や理想的な生き方を意味します。これは単なる道徳的な指針ではなく、人生をどう生きるかという根本的な哲学を表しています。仏教の教えでは、この「道」を歩むことが、悟りへの道であり、最終的には苦しみから解放されるための方法とされています。

老子における「道」:TAO

一方、老子の道教における「道」も、真理や自然の摂理を指します。老子は、「道」を自然の流れに従うこととし、人間が自然と調和して生きることを説きました。これは、無理のない自然な生き方を強調するものであり、平常心を保つことと深く関連しています。

道徳的意義

「道」という言葉は、単に哲学的な意味だけでなく、道徳的な意義も持ちます。これは、正しい行いをし、他人と調和して生きることを指します。平常心を保つことは、この道徳的な生き方を実践するための重要な要素です。日常生活の中で平常心を保つことにより、自分自身の行動や言動を冷静に判断し、正しい選択をすることができます。

結論

「平常心是道」という言葉は、仏教や道教における深い教えを表しています。平常心を保つことは容易ではありませんが、日々の生活の中で実践し続けることで、より豊かで調和の取れた人生を送ることができるでしょう。これは、真理を追求し、正しい生き方を実践するための大切な教えです。

平常心を意識しながら日常を過ごすことで、私たちは自分自身と向き合い、より深い理解と共感を持って他者と接することができるでしょう。それが、仏道の根本精神を実践することにつながります。


過去の私くんへ

わたしの道シルベ #01

平常心是道。この言葉はわたしにとっての理想というより課題であります。一生の命題でもあります。わたしの本名は「正道」(しょうどう)です。まさにわが道を正すように出来ています。軌道修正ですね。

人は正せません。人様は人様です。ただ自分は直せます。まっすぐな道、まっすぐな姿勢、まっすぐな態度に。

「道」と大上段に構えた話をいたしましたが、原理原則というものがあって、そのうえで右顧左眄や右往左往するのが人生です。それもまたいいし、すべては勉強です。こうあらねばならんというのもコダワリです。

結局は日常ですね。日々思うところを述べ、考えるべきは考え、徹底して行動し、反省という名の「振り返り」を行い、泣きながらもメゲズ、怒りながらもクサラズ、ただ毎日をど真ん中直球で生きていきなさい。


ご覧頂き恐縮です。
今日の記事は自分宛です。
念水庵 正道


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