何がどうなってどうあろうがやっぱり最後は基本が大事ってことになる
いつも事業再生を行っています。営業代行も行っています。
そんな中で色々と方策を説明していて言われたことで、はたと気づいた事があります。「やっぱり基本なんやなあ」とぼろっとこぼしてくれました。今日はその記事を書いてみたいと思います。
やっぱり基本が大事
そう、やっぱり基本なんですよね。
どれくらい基本が大切かというと、僕は、基本だけで数千万円くらいの営業赤字なんて一瞬でひっくり返してきました。
結局「すべては基本である」という事を人生で実証し続けているということになります。
「そんなあ!応用も必要でしょ」という人は多いです。しかしながら、DXもただのIT化の複数の塊だったり、そもそも、きちんと大切な所に的確にITを適用することがDXだという風に思っているので、やっぱりやっぱり、それすらも基本だったりするだけです。
基本から離れると言い訳がたたない
僕は、40社程度のコンサルを同時にやっております。そのため、一つの会社に携わる時間は、それぞれの会社様にとっては実に短い時間となってしまいます。
うまくいっている間や伴走支援している間はまだマシなんですが、離れてしまったり、あとからうまくいっていた事が通用しなくなったときに「あのときのアドバイスが」ということになりがちではあります。
そのため、僕が大切にしていることは、「アドバイスするときには何かの本には少なくともなっている事をアドバイスする」ようにしているということです。
片付け・IT化・デザイン・マーケティング・リーダーシップ・マネジメント
これらの教科書通りの業務改善や考え方をお客様にお伝えし、「この場面ではこの施策が有効です」という事をお伝えするだけにとどめているのです。
そうすれば、そもそも伝えるのに一生懸命にならずとも、本を紹介して引用するだけで、熱心・必死な経営者であればその本をすぐさま買って読んでもらう事が出来て、それさえしてもらえたら言葉で伝えるよりも遥かに多くの情報量をお伝えすることができるのです。
そうして業務改善しておけば、炎上しそうになったときにも伝える事の出来る内容が変化しますよね。
「やり方が少しまずいのかもしれません」「タイミングが少しまずいのかもしれません」
そうではない、「え。どこの誰やそんなこと言ったのは」ってゆー、「前のコンサルの教え」みたいなものだと、「いやそんなはずはないですよ」と僕は否定してしまう事が多いです。そうです。そういう事は何かというと、「思う・感じる」のレベルなんです。はっきりいって、業種バラバラなので僕はスペシャリストというよりもゼネラリストです。
ゆえに、専門的な事は全然分かりません。もちろん、味覚も全然味音痴です。
だから、「お菓子出来ました!」って言われても、「おいしいですか?」と感想を聞いて、僕の自分の舌では味わう事はありません。
結局、その出来上がったお菓子をどう売るか?という話しになると、「基本」です。
基本に忠実に生きるために最近いいツールが出た
え。じゃあ基本ってどうやったら基本に忠実に出来るの?という疑問が出てくると思います。それは、最近になって出てきた最適なツールがございます。
「ChatGPT」です。
彼女(勝手に名前つけて呼んでる)に、「お菓子をBtoBで売るためには?ノウハウが無いので教えて下さい」と聞いたら?実に基本通りで、誰もが知っていて、しかしながらなかなか全部を履行することができないような事を返事してくれます。
基本に忠実に
マーケティング・ウェブサイト作成・パッケージデザイン
なんでもいけます。
そう。チャットGPTが言ってくれるような事を忠実に履行するのが成功の要諦です。
はっきり言って僕のコンサルテーションは「普通」です。「普通を異常な精度で、あきらめる前の日まであきらめずに行うから価値があると思っています。」
大体僕のコンサル受けている人は聞いたことがあると思います。
「あ、御社の改善は、とりあえず掃除からですね」と。
掃除です。
事務所が汚くて黒字の会社は見たことがないですし、事務所がきれいで赤字の会社もあまり見たことがありません。
掃除と業績には完全に相関性があります。
そして、赤字の企業の方に限って「そんなんええからテクニックを」と言います。黒字の会社は「掃除をやって損ということはないのでやります!」と言います。その時点ですでに勝負ありなんですよね。
ですから、掃除を僕は大切にしていますが、その中でさらに、限られたリソースの中で、誰が一体どのようにやって、それをやることによって結果的に最初は非協力的だった人を今日両社に巻き込んでいく、そのようなことをいつも考えてコンサルテーションを行っています。
どうですか。何言ってるかところどころわからないところもありますが、そうであれば再度質問すればその部分についてわかりやすくこたえてくれます。
他の事も全部それが言えると思います。
マーケティングについても質問してみましょう。
お菓子のマーケティング担当として、多岐にわたるタスクや戦略が考えられますが、以下に基本的なステップとして進めていけるアプローチを示します。
マーケットリサーチ:
お菓子の現在の市場の動向や競合状況を理解する。
顧客のニーズや消費動向を調査し、ターゲット顧客を明確にする。
ブランドのポジショニング:
どのような価値や特徴で製品を市場に出すのかを決定する。
ブランドのメッセージやストーリーを明確にし、それを基にプロモーション戦略を立てる。
製品の価格設定:
製品のコスト、競合との位置づけ、市場の受容度などを考慮して、価格を設定する
宣伝・広告戦略の策定:
オンライン(SNS、ウェブサイト、メールマーケティング)とオフライン(雑誌、TV、ラジオ等)の広告戦略を策定する。
キャンペーンやイベントの実施を検討する。
販売チャンネルの選定:
小売店、オンラインショップ、直営店など、どのチャンネルで製品を販売するかを決定する。
PR活動:
新製品のローンチや特定のキャンペーンをメディアやインフルエンサーに紹介する。
顧客エンゲージメント:
SNSやイベントを通じて、顧客との関係を深める。
フィードバックを収集し、製品やサービスの改善に活かす。
分析と改善:
マーケティング活動の結果を定期的に分析し、ROI(投資対効果)を評価する。
どのアクティビティが効果的で、どの部分が改善が必要かを判断し、戦略を調整する。
チームワーク:
マーケティングチームや他部門との連携を強化し、共通の目標に向かって効率的に動く。
始めのうちは、市場や顧客の理解を深めるためのリサーチを重点的に行うことが大切です。その後、その情報を基に戦略や計画を策定し、実際のマーケティング活動を展開していくことになります。マーケティングは試行錯誤が必要な分野でもありますので、結果を常に分析し、柔軟に戦略を調整していくことが成功への鍵となります。
どうでしょうか。非常に広範囲な質問をしてしまっているので、もう少し絞り込みが必要ですが、これがきちんとできてるぞって人はなかなか居ないのではないかと思います。伴走支援であればそれが実際には出来たりするんです。
基本は地味
なんでもそうです。
会社の業績を良くする、というときに抜けがちなのが「基本です。」
で、やっぱり基本が嫌われる理由はたった一つ「地味だから」です。
誰かにやってる感を見せたい。そのヨコシマな考え方が非常に危険で、出来たらその部分は捨てて、実利をとるのが最も良いと考えます。
掃除道という本で説かれています。
基本というのは薄紙を一枚ずつ重ねていくよなもんだ。数日やそこらじゃ厚みは出てこない。何年経ってやっと厚みが出てきたなと思っても、やっぱり一日、「基本」という薄紙を乗せるだけだ。
非常に素晴らしい事だと思います。
結局、一日一枚しか乗せれないんです。それをひたすら繰り返している事こそが差別化・価値なんです。そうではなくてどこかで聞いたように、TiktokやSNS等で一発逆転を狙おうと思っても、そんな生兵法では何もできたものではありません。やはり、基本を重ねる必要があるんです。
基本を異常なまでの美しさで行う。
僕はそれをこれからも追及していきたいと思っているし、すべての支援する企業に適用することで、今後さらに腕を磨いていきたいと思います。
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