【58球目】オートバイと三陽工業
このnoteでも、バリバリ伝説を読んだとか、社内で免許取ったりバイク買ったりする人が増えたとか、そんなことを書きました。
今日は、オートバイと三陽工業はどの様な繋がりを持っているのかを確認していきます。
ものづくりでの繋がり
三陽工業のものづくり事業は、GT製造部が担っています。
このGT製造部は、製造ユニットと物流ユニットで構成されています。
まずは、製造ユニットから。
森友工場と研磨第2工場でオートバイ部品の研磨を行っています。
研磨のみで納品する製品もありますが、多くは研磨後にクロムメッキorクリア塗装を施した状態で納品を行います。
クロムメッキとクリア塗装については信頼できるパートナー企業にお願いをしており、その品質保証についても三陽工業が責任を負っています。
クリア塗装部品の多い機種は、W800やエストレアですね。
ひと昔前ですと、ゼファーも非常にクリア塗装部品が多い機種でした。
そんな理由で、三陽工業のエントランスにはW800のファイナルエディションが展示されています。
ファイナルエディションだったのに、今も普通に作られていますね。
一方、買わなかったエストレアのファイナルは、もう作られていません。
クロムメッキ部品については、その中心がアメリカンタイプです。
バルカンですね。900と1700のクラッチカバーは、1つ磨くのになかなかの工数がかかります。同時にメッキも非常に難しい。
その他の多くの機種のちょっとした部品にも使用されていますが、やはりバルカンが最もメッキ部品が多いです。
その昔、2000CCのバイクがありました。
この時は凄かった。メッキ部品まみれでした。
多くの部品が2000→900→1700と変わっていくにつれて、アルミ+メッキから樹脂部品へと置き換わっています。
もう1つ大切な繋がりは、個人依頼のパーツ磨きですね。
個人のお客様の部品は代わりがありませんので、より慎重に作業を進めていきます。
続いて物流ユニット。
ここでも、多くのオートバイとの繋がりを持っています。
魚住LCでは、海外部品の受け入れ(コンテナでやってきます)から納入、アフターパーツの個装・梱包を行っています。
西神戸LCでは、全国各地の部品メーカー様の納入代行をやっています。
これは、部品メーカー様の納入品質を向上させる為に、自然災害等でも納入遅延を発生させない。
そして日々のジャストインタイム納入への対応の為に行っているものです。
西神戸LCの向かいの西河原工場では、オートバイ部品のサブ組立をやっています。
この工場で、子部品数点~数十点で構成されるASSY品を明石工場のメインラインに供給。メインラインと連動している為に、忙しい時には10tトラックが何度も工場間を行き来するほどの状態になります。
お客様のラインを、万が一にも止めることは絶対にできないですし、その品質要求は全ての仕事で高いレベルにあります。
だからこそ、私たちのものづくり力は高めることができていると感じています。
HRでの繋がり
川崎重工業㈱明石工場へ、数十名の生産推進グループ社員が配属されています。
車体の組立をしたり、機械加工をしたり、塗装をしたり、鋳造や熱処理等といった様々な職場に配置されています。
最近は、数多くの同業他社がいる中で当社にだけ依頼を頂いた部署にも社員を配属させて頂き、お客様と一緒になって新しい取り組みも始めています。
明石工場の正門を入ってすぐの建物1階に、三陽工業の事務所があります。以前の建物が工場再編で取り壊しになったので、その後は今の事務所へと移転しました。
事務処理する時や面談場所としても使用をしています。
普段、明石支店長は営業車で明石工場を訪問するのですが、最近バイクを買ったので「バイクで明石工場を訪問して良いか?」と工場側に尋ねた所、OKの回答を頂きました。たぶん、出入り業者でバイクで入る人は初めてじゃないかと思います。
レースでの繋がり
KRP三陽工業&RS-ITOHは、今年で5年目になります。
初めて鈴鹿サーキットへ8耐を見にいったのが2016年。
その翌年からスタートをしました。コロナの影響もあり、形が少し変わった状態でのスポンサーではありますが、これからも継続をしていきたいと考えています。
そして、その全日本ロードレースでも使用する、大分県にあるサーキット、オートポリス。
このオートポリスに三陽工業の看板が掲出されています。
ホームストレートの前にあるビルと最終コーナー手前のブリッジです。
紹介記事載せておきます。
いつもの妄想
三陽工業は、バイクで生まれてバイクで育った会社です。
研磨でも物流でも、その他の企業様とお取引をする際に品質で困ったことはありません。要求品質が高い所でずっとお仕事をさせて頂いていたので、それが当たり前になっています。
そして、今も全体に対しての比率は下がったものの、三陽工業にとってはとても大切な事業であり、お客様であります。
では、妄想を始めます。
オートポリスは大分県です。
三陽工業は大分、熊本、佐賀、福岡に営業所があります。
オートポリスを貸し切って何か面白いことができたらなぁ。
普通にバーベキューするだけでも楽しそうですが、サーキットを使っての何か。全然思い浮かんでないですが、何かできれば絶対面白い。
岡山国際・モテギ・鈴鹿には岡山営業所、埼玉営業所、三重営業所もあります。栃木営業所は現在準備中です。
SUGOは、もうちょっと待ってください。
明石の本社ではKawasakiバイクを集めて、福利厚生でバイク貸出でもやりますか。免許は持っているけど、バイクに乗りたいけど、なかなか所有するまでには至らない人もいるかもしれない。バイク免許取得費用を会社で負担するのもありかもしれません。
バイクで生まれて育った私たちが、バイクに恩返しする。
すごく自然な考え方だと感じています。
本日もありがとうございます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!