【208球目】何かを変えること
先日、ある企業の方々が当社を訪ねてこられました。
目的は、その企業でSNSを使ってのPR及び拡販をするためのプロジェクトの為に、当社のSNS活用を参考にする為です。
その動きは素晴らしいですね。
何かを変えること。何かを始めること。
三陽工業には「やったことがないことをやってみよう」という言葉があります。
やったことがないことをやる時に、人は不安になります。
誰しもが不安になります。やったことがないのですから。
その不安を最小限に抑える行動の1つが「やったことがある人に話を聞くこと」です。
私もIPOをやろうと本気で考えた時に、まずやった行動は「IPOを経験した人に話を聞いてみる」でした。
その人達との会話の内容は、今でもよく覚えています。
IPOのメリット、デメリット。
IPOをやって変わったこと、変わらないこと。
経験した人から聞くのが一番早いです。
そんな想いもあって、先日の面談はとても面白いものになりました。
SNSは何の為にやる?
会社でもそうです。
「三陽工業は何のために存在する?」と聞かれると、日本の製造現場を元気にする為、もしくは当社の存在意義の為と答えます。
では、SNSは何のためにやるの?
という質問には、同じくビジョンや存在意義の為と答えても良いのですが、それでは少し大きすぎるので、「SNSは仲間を増やす為にやります」、そうお答えします。
仲間を増やす為には、三陽工業を知ってもらわないといけない。
こんな人が活躍している、こんな雰囲気の会社であり、こんな想いを持っている人がいる、そういうことを知ってもらいたい。
全てのSNSが、同じ目的で運用されています。
例えば、商品を売りたいという想いを持ってSNSを始めたい人が、いきなりそのSNSで商品説明をバンバンしてもきっとうまくいきません。
しっかりとそれを伝える為の土台が必要になってきます。
何のためにやるのかを明確に持つ必要があります。
ブルーオーシャン
開始から10ヶ月がたった三陽工業のTikTok。
現在多くの反響を頂いています。
先日からは監査役・徳岡さんも登場してさらなるシンカをしています。
このTikTokも、他のSNSと同様に凄まじいスピードで変化しています。
「TikTokは若者だけが使うもの」という常識がもはや崩れ出そうとしている。
最前線で情報と接していると、現在はそのフェーズにいることを強く感じます。
だからこそシンカしていかないといけない。
だからこそ今のままではいけない。
何かを使おうとした時に、その武器とそれを取り巻く環境は常に意識すべきです。
例えば、今からYouTubeで大きな成果を上げようとすると、10年前の何倍もの力と工数とお金が必要になります。
特殊な何かを持っていればそうではありませんが、これは経営戦略と同じことが言えますね。
勝負しようとしている市場がどうなのか、その市場の競合他社の状況はどうなのか。政治的要因は?経済的要因は?技術的要因は?様々な要因が相まって、自社の動き方を考える必要があります。
そういう意味では、TikTokは猛スピードで変化しているとはいえ、まだまだブルーオーシャン的な部分が残っています。
そこをいかに掴めるか。
そんなお話をさせて頂きました。
やるかやらないか。
そしてやると決めたらそこがスタートラインです。
そこからが勝負の始まりです。
楽しく面白くそれを進めていけば、きっと成功するのではないでしょうか。
お手伝いする気は満々です。
やったことがないことをやってみよう
今回大きな学びがありました。
私たちがTikTokをやろうと決めてからそれが始まるまでのスピード感は、私の頭にTikTokをやるという提案がインプットされてから数秒。
実際に、どうやっていくのかをアバウトに決めるのに数分。
広報グループの準備はそれなりにかかっていますが、やるという決めはその日に終わっています。
あとは、どうやっていくかの試行錯誤の連続で10ヶ月経過しました。
やりながら考えて来ました。
とても大切なことです。
10ヶ月、アバウトに300日。
300本の動画を投稿して再生回数100万回超は3本。
1%の割合です。
今のフォロワー数は5.4万人ですが、1万達成まで6ヶ月かかっています。
それを考えると、TikTokをやると決めた決断よりも、その後の広報グループの動きとTikTokerのみなさんの頑張りの方が、いかに重要であるかを理解してもらえると思います。
どんなことにも言えることですが、「やらずに無理」とか「危ない」とか「リスクが」という人の意見は、耳を傾ける必要もありますが、当事者がどう考えて、誰が責任を持ってやっていくか、リスクゼロのことにはリターンゼロしかありませんよね。
色んな学びや気づきが毎日あります。
ありがたいことです。
本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!