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【53球目】大谷翔平さん

凄いですよね

何が凄いって、もはや書く必要がないのではないかと思うくらい凄いです。

投手としてメジャーリーグで投げる。

多くの日本のプロ野球選手が、一度は夢見ることではないでしょうか。

打者としてメジャーリーグで打席に立つ。

これまた多くの日本のプロ野球選手が、一度は夢見ることではないでしょうか。

それを両方やる。

しかも高いレベルで。
投げては160キロを超えてくる。
打っては5月19日現在でホームラン数単独トップ

漫画を超えているというエピソードは、『メジャー』というアニメの作者が、投打二刀流で活躍する主人公を現実味がないといって描くことを断念したという有名なものがあります。

もう言葉にならないくらい凄い。

2013年、今から8年前。日本の日本ハムファイターズに入団した時、彼の二刀流をどれだけの人が肯定していたか。
そして、どれだけの人が否定していたか。

ネットで調べると数多く出てきますので、ここでは書きませんが、

・それは無謀だ
・前例がない
・どっちつかずになる
・バッターに専念すべき
・ピッチャーに専念すべき

多くの元プロ野球選手から、こんな声が聞こえてきていました。
当の本人は、そんな声を聞き流していたのでしょうけどね。

やったことがないことをやってみよう。

それを地で行く大谷翔平さんの前にも、前例がない所へ飛び込んで成果を出した人達がいます。少し書いていきますね。

野茂英雄さん

1995年2月13日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んでいます。年俸は1億4000万円から980万円と大幅に下がっています。

それまで、遠い昔に日本人がメジャーリーガーへ行った歴史はありましたが、ほぼ初めてに近い状況でした。

この時も大谷翔平さんの二刀流と同じ状況です。

日本人がメジャーリーグで通用する訳がない。

そんな風潮が世論の大半だったと記憶しています。
その後の活躍はみなさんがご存じの通りです。凄い選手でした。

イチローさん

2000年11月にシアトルマリナーズと契約しています。

それまで日本では7年連続首位打者
しかし、この時点でメジャーリーグと正式契約した日本人野手はいませんでした。

日本での活躍ぶりは、これまた書く必要がないくらい有名なものですが、それでも、否定的な意見は多数あったように記憶しています。

あれだけの実績を残した選手でも、始めてのことをやろうとすると否定的な意見が集まる違和感を感じましたね。

結果、メジャーリーグへ移っても日本と同じような活躍をされました。

肯定と否定

日本人は肯定することが苦手なような気がします。そして否定するのは得意かもしれません。

否定は簡単なんですよね。ダメというだけでいい。
肯定するには、それ相応の考えを持って相手を説得する必要があります。

それが議論だと思います。

議論が苦手なのは、そういう教育を受けていないから。
そういう教育を受けたり、独学で学んだりして議論を好む人は、まだまだ少数派ではないでしょうか。

将来の見通しがない提案はいらない。
将来の見通しがある提案がほしい。

同じことを指していますが、感じ方は全然違うのではないでしょうか。

否定的な考え方をしてしまうのには、教育以外にも理由があると考えています。

それは、

否定的な考え方の方が成功したから

世の中が右肩上がりの時は、人の真似をするだけでそこそこ上手くいったんです。

あえて誰もがやらないこと、やったことがないことをやらなくても、誰かがやって上手くいけば、それを真似すれば良かった。

少なからず、初めてのことをやるにはリスクがあります。
そのリスクを嫌っていても、成功できる時代があった。

1960年代から1990年代初頭までの日本にとって、スペシャルな時代では成り立ちました。

しかしながら、今はそんな時代ではありません。
コロナがあろうがなかろうが、そんなスペシャルな世界線は存在しません

なのに、そんな考え方がまだまだある。なぜなのか。
前例踏襲、人と違うからやらない。
そんな行動をどうしてとってしまうのか。

答えは簡単。

そんな人が多数派だから。

そして、少数派になろうとすると、とても勇気がいります。
そんな時の合言葉が、

やったことがないことをやってよう

なんです。

誰かと比べる必要はありません。
過去の自分が相手です。
過去の自分に勝つためには、新しい考えや行動を取り入れる必要がありますよね。

三陽工業という会社もそうです。

そんな想いで日々仕事をしています。

必ず、もっと多くの仲間と、日本の製造現場を元気にする行動をとっていきます。一部の否定的な人達には負けません。

本日もありがとうございます。


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