【51球目】阪神タイガース
「私は阪神ファンです」と言うほど、阪神が好きな訳ではありません。
野球全体が好きなので、良いプレーが出ると敵味方関係なく拍手が送られる、メジャーリーグのような野球の見方が好きです。
ただ、神戸で生まれ神戸で育った人間は、少なからずの愛着はありますし、「12球団でどこが好き?」と聞かれると、阪神と答えます。
そんな阪神タイガース、今年は絶好調です。
そんな阪神タイガースへの主観を、今日は書いていきたいと思います。
昔の阪神
1985年に阪神は日本一になりました。
私は当時7才です。
何となくしか覚えていませんが、凄い熱狂だったような気がします。
初めて甲子園に野球を見にいった時は、まだ4番サード掛布でしたし、小学校低学年の時は真弓の下敷きを持っていました。
高校生くらいの阪神は、暗黒期です。
高校生の時、フラッと甲子園球場に行って、普通に巨人戦のライトスタンドへ入れた記憶があります。
それくらい観客動員も低調でした。
そこから、たまに優勝争いをしたり、リーグ優勝したり、クライマックス突破して日本シリーズに出たりと、そこそこの成績を出していましたが、そこまで熱量はありませんでした。
今年の阪神
それが今年。面白い。
見ていて面白いんです。
まず、今年入った新人2人がスタメンに名を連ねています。
佐藤輝と中野。
4番サード佐藤輝
8番ショート中野
この二人は見ていて面白い。
個人的に見ていて、とても面白くなるのは二人の守備です。
三遊間はチームにとってとても大切な場所です。
その大切な場所を新人が守っていることも面白いですが、佐藤輝のサードの守備が面白い。
中野は、守備職人の触れ込みでドラフト6位で入団しています。
何かの記事で読みましたが、他のチームはドラフト5位までにショートを守れる選手を既に指名していた。
だから、中野が6位まで残った。
阪神はドラフト1位佐藤輝、2位3位は投手で4位に捕手、5位がまた投手でした。そんな流れで6位に中野です。
プロのスカウトが言っていました。
プロ野球選手より野球の上手いアマチュアの選手は、ゴロゴロしている。
その年のチーム編成により取る選手が決まっていくので、たまたまドラフトにかからずにプロになれなかった人もいれば、編成上どうしても欲しいポジションだからということでプロに入った選手もいる。
なので、本人の実力はもちろん必要ではあるが、その年の編成はとても大切な要素で、そういう意味では運という要素も大きいと思います。
そんな言葉を聞いたことがあります。
佐藤輝の様に、ドラフト1位で複数球団の指名選手は、もちろんなるべくしてプロになるのでしょうが、中野の様な選手がドラフト6位というのは、年が違えば上位指名の可能性もあったのではないかと思ってしまいます。
玄人ごのみ
160キロのスピードボールを投げる。ホームランを30本以上打つ。
野球の醍醐味です。
少し私の野球歴を紹介させて頂くと、ポジションはサードかショート。
先輩たちがいる時には、サードを守ることが多かったです。
自分たちの学年になるとポジションはショートへ移ります。
人生で一番多かった打順は2番。その次が1番。そして、7番。
まあ、こういう野球経歴ですと、必然的にそういうポジションや打順の選手に目が行くようになります。
最近の阪神では、ノーアウト一塁で2番 糸原のケースがよくあります。
1塁ランナーは俊足の近本。
初球ランナーがスタートして、甘い球だから糸原が打ちに行ってファール。
こんなケースがよくあるんです。
糸原の積極性は、今の阪神タイガースの好調を支える1つの要因です。
ただし、ただし、そこはランナーファーストです。
自分は追い込まれてもいいから、ノーアウト2塁を作る。
絶対にそうすべき。
2番赤星・3番金本の時代に
金本は「赤星が走るまで待つ」
赤星は「金本さんが打ちやすいように早めに仕掛ける」
そう言ってました。
1アウト1塁ではまた考え方は異なりますが、ノーアウト1塁では、2番バッター、ましてや盗塁王候補がランナーですから、そこは待つべきです。
DAZNで中継を見ながら、そう感じる時が何回かありました。
ノーアウト1塁ではランナーを最優先に考えて、自分のカウントを不利にしても良いという考えを持ちながら、ツーアウト3塁の場面では自分のバットでランナーを返すことができる。
それが私の理想の2番バッター像です。
話を戻して、今年の阪神。
佐藤輝、サンズ、マルテといった大砲も魅力的ですし、近本、糸原、中野といった味のある選手も面白い。
ベテランと若手の融合も上手くいっているように見えます。
成果が出ているからやっている選手も、より調子に乗っていくことでしょう。
シーズンの終盤が楽しみです。コロナが落ち着けば実際に見に行ってみたいとは思いますが、当分はDAZNになりそうです。
本日もありがとうございました。
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