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【67球目】理想論

新規営業にいった際に「それって理想論だよね」とよく言われます。

今日はそんなお話を。

新規営業

新規営業はだいたい軽い雑談から入ることが多いですね。
いつまでも雑談を続けられませんから、頃合いを見て、
それでは三陽工業の紹介をさせて頂いてもよろしいですか?
と切り出します。

三陽工業は、日本の製造現場を元気にする会社です。
その為に、製造業と製造派遣業を行っています・・・・・・・

と始まります。
自分の中では3秒version、10分version、20分version、1時間version、といくつか引き出しを持っており、だいたい20分versionでお話することが多いですね。

ちなみに、この会社紹介は新規営業のみならず、採用や金融機関をはじめとする取引先が相手でも、ほとんど変わりません。
金融機関が相手だと少し数字が多くなるくらいですかね。
内容は同じです。

そのお話をさせて頂くと、特に製造派遣に携わっている期間が長いお客様ほど、「それって理想論だよね」と言われます。

数年前に、同業他社の人たちに話をした際にも同じ反応でした。
「それって理想論ですよね?」と言われた事をよく覚えています。
その時はこうお返しします。

ありがとうございます。
確かに理想論に聞こえるかもしれません。
しかしながら、今私がお話をした内容は、未来に対しての理想ではなく現在起きている現実です。
その現実について理想論と仰って頂けるのは、私たちからすると褒め言葉でしかありません。
もちろん、まだまだ発展途上なので完璧ではない部分もありますが、ぜひともその理想を見たくなりませんか?

こんなお答えをさせて頂きます。

なぜ、そんなことが言えるのか。
現場で働いている人達がそう言わせてくれています。
どんな行動が私に勇気をくれて、そう言わせてくれているのか、いくつか事例を紹介していきます。

一般的には

製造現場において大切なことは、当たり前ですが、休まない辞めない決まった作業を遂行するイレギュラー時には報告する、こういったことでしょうか。製造現場に限ったことではありませんが。

それを日々続けていくと、作業習熟が伴ってきます。
そうすると、当初かかっていた教育工数もかからなくなり、生産効率が向上していきます。

休まれると誰かが代わりをする必要があったり、辞められるとまた1から教育工数がかかってきますのでロスが発生します。

入社当日に来ないとか、3日で辞めるとか、一般的にはよくある話です。
それでどこが困るのか。製造現場が困ります

生産推進グループ

当社の生産推進グループは、全員が製造現場で仕事をしています。

当然、先ほどの一般的なことは求められています。
自分の仕事の習熟を上げていく、製造現場においては大切なことです。

辞めない、休まない、これも大切なことです。
有給取得や事情がある場合は、この限りではないですからね。

その上で、生産推進グループは大きなミッションを持っています。

それは何か、仲間を増やすことです。

一緒に働く仲間を増やすこと。
そのミッションを持っている集団が、生産推進グループです。
仲間を増やすために、どう行動していく必要があるのか

その思考を持って行動へと移していく。
その思考と行動こそが、生産推進グループの価値向上へと繋がっていきます。

具体例①

Twitterにせいぞうびとというアカウントがあります。
これは、生産推進グループ7名の有志が、日々の思考や行動をツイートしてくれています。

現場目線でのTwitterをやりたいと考えた時に、手をあげてくれた有志7名です。

具体例②

生産推進グループには、GTチームというチームが存在します。
このGTは、当社のGT製造部から来ています。
HR事業部生産推進グループGTチームが正式名称です。
HR事業という製造派遣事業において、限りなく製造業に近い感性を持つチームです。

新規のお客様の初期評価を高める為に、新規のお客様への第一陣として配属になったり、請負前提の職場に入り込んで、作業を遂行しながら請負職場への移行の準備を進める。そんな仕事をしてくれています。
県を跨いで異動をしてくれることもあり、当社にとって頼りになる存在です。

具体例③

日々の現場ミーティング拠点ミーティング
これはとても当たり前の行動になってきました。
スタート当初は大変でしたが、軌道に乗ってくるとやりやすい。
課題としては、まだまだ拠点間でバラつきがあるので、それを整えていく必要性を感じています。
まだまだ成長可能性があります。伸ばしていきます。

まとめ

具体例を3つ書きましたが、それを実行しているメンバーは当然、自身の現場作業を遂行しながらプラスアルファの行動をしてくれています。

現在の環境に不都合があると判断すれば、相談してきてそれを解決するための行動を取る。相手がお客様の場合もありますから、その結果は全てが良いとは言えませんが、行動せずに愚痴ってるより、遥かに価値のある行動です。

こういう仲間が1人ずつ増えていっています。
お客様の立場からすると、こういう彼らの行動を自分の目の前で見ることになります。

それはファンになって頂けますよね。

もちろん、いきなりは難しいでしょうから、まずは自分の仕事を覚える所から誰もが始まります。そして、作業習熟が進んできたら少しだけでいい、誰かを応援する気持ちを持ってもらう。

そんな彼らの行動は、私に勇気をくれます。

日本の製造現場を元気にすると、いつも本気で言うことができるのは、彼らのこういった行動の賜物です。

本日もありがとうございました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!