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綾高農芸化学科との交流の感想

蚕都Grantsは、何かしら養蚕にちなんだ商品やサービスを開発しようとあれこれ計画をしております。
その一環として、自分の母校でもある綾部高校由良川キャンパス(旧・東分校)の農芸化学科の生徒さんたちと交流会をさせていただきました。

お礼のきもち
生徒さん、副校長、担当の先生からも歩み寄りがなければ実現しなかったことで、まずもって大変感謝しております。見えないところで、なにかとご足労お手数をおかけしていると思います。ありがとうございます。

概要と余談
農芸化学科は「桑の葉」や「桑の実」をつかった食品加工や研究をされています。生徒さん4名、副校長、担当の先生、福知山市にある明智茶屋の植村さんと養蚕家の出口さんにもご参加いただき、桑を使った食品について意見交換をさせていただきました。
副校長は、ぼくの高校時代の恩師でもあり、当時のぼくの素行不良をご存じなので、若干ヒヤヒヤしましたが、「寛大」に受け入れてくださいました。寛大という表現がこんなにしっくりきたことはありません。

いつもの難解な活動紹介
ぼくの方からは、蚕都Grantsの活動紹介と、「自立共生」の観点から、蚕業は第一次産業に限らず(現在は第七次産業という領域もあるようです)、養蚕を介在させて、地域に馴染みやすい非専門的な方法で精神障害への理解を促進できる可能性や、精神障害のある方の雇用機会を生み出せる可能性があることをお伝えいたしました。毎度のことながら、ぼくのプレゼンは拙いもので難解なところがあったと思います。大変失礼いたしました。
個人的には、ご参加いただいた生徒さんが全員、Discordというチャットサイトを知っていることにニヤリとしました。(ここわりと大事)

情報交換と共有
一方、生徒さんからは研究の現状報告をいただきました。(詳しくは勝手に書けませんが)アイデアや試作がとても豊富で、「ええ!?そんなこともできるの?」と、出口さんも植村さんもぼくも好奇心がつよく刺激されました。
対して、出口さんからは意外な調理方法や食べ方をご紹介いただいたり、植村さんからは工程・調理器具・販路・作品の魅せ方といった専門的な観点からもお話しいただき、生徒さんたちもメモをしておられました。
出口さんからは「とても勉強になった」、植村さんからは「商品開発ってたのしいですよね!!」とのご感想をいただきました。
※文中、「作品」と表していますが「商品」のことです。

おもい
何かしらの作品が共同開発されたならば、それはとても嬉しいことではありますが、ぼくは「交流」も重要な経験や実績として捉えています。
今回の交流が学生さんたちの課題研究の成果にどのように結びつくのかとても楽しみにしています。でも、その成果に交流が見て分かるようなかたちで表れなくてもいいとも思っています。
生徒さんや先生方の記憶に、この交流が情報のひとつとして含まれるのは間違いない。見えないところにもぼくらは生きている、ちゃんと生かされているのだと思えてきて、なんだかうっとりとして満足してしまう。
話した、聞いてもらった、しかも楽しかった。それだけのことかもしれませんが、気づいたら何かを見つけてつかんで「今日も生きよう」としているのです。地域文化の力と恩恵を実感しております。

生徒さんたちからは、また進捗をご報告いただけるようで、試食会にもお招きいただけるかもです。

ワクワクがとまらない!

おしまい


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