恋愛はマーケティングに役に立つ⑪(マーケティングミックスの4P:プレイス)

シリーズ11回目です。
こんな感じで進めてます。
①恋の3C分析
②そんな貴方のSTP
③どうやる?恋愛のマーケティング・ミックス4P(←いまここ。今回は最終日)

前回はこちら。

今回はマーケティング・ミックス4Pの最後のP、プレイスです。

プレイスとは、英語でPlace。この英語を直訳すると「場所」になりますが、マーケティングの世界では「流通」と訳します。

商品・サービスをどういった「経路」で流通させていくのかを考えるのが、Placeになります。

たとえばある会社が新しいチョコレートを発売したとしましょう。

チョコレートを消費者に届ける場合、世の中には様々な「経路」があります。

一般的にはスーパーやコンビニエンスストアなどがメジャーな流通経路だと思いますが、インターネットなどを使ったネット販売をすることも可能ですし、思い切り絞り込んだ店舗だけで販売する方法もあります。

みなさんはゴディバというチョコレートをご存知でしょうか。

こちらはベルギー生まれの高級チョコレートブランドですが、ゴディバチョコレートは、高級だけあって基本的にはゴディバが運営しているお店か、百貨店の地下などでしか買うことができません。

コンビニエンスストアやドラッグストアなどでは通常置いていない(時折コラボ商品は出てますが、ゴディバの正規のチョコレートは普通は置いていない)のですが、これはコンビニエンスストアに来る顧客のニーズと、この商品の特性が合致していないためです。

ですので、ゴディバはコンビニエンスストアという「流通経路」を使っていないのです。

一方でゴディバはインターネットでの販売には力を入れているようです。

以前は店舗を中心に売っていたはずですが、インターネット経由で買うユーザーはある程度いるということのよう、近年は力を入れているということでしょう。


さて、こちらも恋愛で考えてみましょう。

プレイスというのは「流通経路」であると説明しました。これを恋愛に置き換えると「出会うためのルート」と言えると思います。

恋愛で出会いを作るためのルートは、ざっと考えるだけでもたとえばこんなものが考えられるでしょう。

・友人からの紹介
・カルチャー教室や勉強会などに参加する
・職場での出会い
・街中でのナンパ
・出会いサービスの利用(出会いアプリや結婚仲介サービス)
・合コン
・街コン
・異業種交流会に参加する

どれを使うも本人の自由なのですが、ここで考えなければいけないのは、前回でも取り上げた「自分のウリ」は何なのかということです。

その自分のウリをPRするために最も効果的な「経路」は何かを考えなくてはなりません。

たとえばサッカーが得意で、サッカーを上手にしている姿がもっともPRしすい人の場合、フットサルなどを友人と企画して、そちらに友人を呼び寄せるという「経路」を作るのが効果的なマーケティング施策ということになります。

一方でルックスに自信があり、トークも得意である人は、合コンやあるいはナンパなどが最も効果がある可能性があります。

このように、自分の強みを活かした経路を選んで取り組みましょう。ゴディバがコンビニで商品を売らないように、経路には相性があります。

分からなければ様々な経路を試してみて、自分に合ったものを探し出すことが大切だと思います。


さて、ダラダラ書いてきた恋愛マーケティングですが、今回で一旦終わりです。

ちょっとは役に立ちましたでしょうか。

恋愛ネタは面白いのでまた何かあった書いてみようと思います。


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(株)トライエッジ(http://www.triedge.co.jp)
<事業内容>
①顧客管理システム(Zoho)の導入、運用代行
②マーケティング(営業・販売・集客)戦略立案
③販売データ、顧客データ解析
④メルマガ、SNS、LINE@運用代行

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