見出し画像

4月山村留学旅立ち#1【ドライブ編】

バタバタの3月が終わり、迎えた4月。
夜中のフェリーで家族4人山村留学先へ旅立つことに。

意外と、あ、これもいる!
というものが後から後から出てきて、結局、これでもか!というくらいパンパンに車に荷物を積込み、出航の港へ。

お出かけではなくて、サヨナラでもなくて、しばらく戻らないけどまた戻ってくる、という複雑な感情…
どこかで感じたなと思ったら、大学のために家を出るときの心境に近い。
私は関西の田舎から、札幌の大学へ進学したのだけど、あれはもはや20年以上前だったか、見送りの母と一緒に空港へ向かった日を思い出した。飛行機に乗ったら涙が出て出て泣きながら飛んだのだった。

あの時と違い、今回の出発は1人ではなく、家族と共に住む場所を変えるというもの。
親しい人達と町並みとのしばらくのお別れは何とも言えず寂しくもあるけれど、涙は出ないしこれから迎える生活のワクワクのほうが強いかもしれない。
私達は新しい環境で変わると思う。そして、私達のいない間に人も町も変わるだろう。何年か後に戻った時に、自分はこの町を見てどう思うのか、お互いの変化がどう化学反応するのか、それがすごく楽しみでもある。

変化の中で人は学ぶ。町も実はいつだって変化しているのだけど、同じく環境の中にいたらそれがわからない。
町は変わっているのに、自分だけアップデートされないままのこともあるし、環境任せにしていると、どこへ進むのかすら見えずに自分の人生が受け身になってしまう。

住みたい場所、住む場所は自分で決めていく。
アウェイ環境に身を置いて、強制的にアップデートする。
それが今回実現できたことは、本当に大きい。

そんなことを夫と話しながらの道中、子どもたちは、案外ケロッとしていて、いつも通りにお菓子を食べまくり、疲れたら後ろの席で寝ている。

子供たちにとっても、それぞれにいろいろな別れがあったのだけど、おいしいごはんといつもの家族、そしておやつがあれば、きっと何とかなるのだと思うことにする。

行ってきます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?